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画像提供:西 健一郎 様
(鹿児島玉龍高校,鹿児島天体写真協会,鹿児島写真部,CAN)
画像提供:せんだい宇宙館
画像提供:せんだい宇宙館
画像提供:せんだい宇宙館 友の会 会員
画像提供:橋口 隆 様
画像提供:橋口 隆 様
画像提供:橋口 隆 様
画像提供:後藤 文雄 様
画像提供:西 健一郎 様
(鹿児島玉龍高校,鹿児島天体写真協会,鹿児島写真部,CAN)
画像提供:せんだい宇宙館
※街中でもこんなによく見えました。
イプシロンの右側にトンビも映っています。
画像提供:福永 広隆 様(鹿児島県立博物館長)
※好天に恵まれ、終始観測出来ました。
画像提供:せんだい宇宙館
※多くの流星が出現し、観測会に訪れた来館者から歓声が続いていました。
画像提供:橋口 隆 様(せんだい宇宙館)
画像提供:安藤 和真 様(せんだい宇宙館)
※7コマの画像を比較明合成。1コマの画像に双子座流星群と思われる小流星が写り込んでいた。
画像提供:橋口 隆 様(せんだい宇宙館)
29日午後1時8分、南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」と、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府機関の観測衛星「ハリーファサット」を搭載したH2Aロケット40号機を当館職員が撮影しました。
画像提供:富窪 保子 様(鹿児島市)
画像提供:富窪 保子 様(鹿児島市)
画像提供:西 健一郎 様(鹿児島市)
画像提供:橋口 隆 様
カノープスは、シリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星です。 位置が南方の高赤緯にあるために、南中時でも地平高度が低く、日本から見ることの難しい星とされています。 北限は福島県,山形県付近ですが、南国の鹿児島では南中時に6度ほどとなり観察しやすくなります。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
冬の散光星雲 M42とバラ星雲 (掲載:2018.3.20)
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見える天体です。M42(オリオンの大星雲)とバラ星雲(いっかくじゅう座)はよく知られた散光星雲です。画像提供:上野 裕司さん(鹿児島県与論島)
プレヤデス星団/すばる(M45) (更新:2018.3.13)
M45星団(プレヤデス星団)は、日本では「すばる」とも呼ばれる美しい星の集団です。肉眼でも 6〜7 の星を数えることが出来ます。 このように星をばら撒いたような集団を「散開(さんかい)星団」といいます 410光年(光のスピードで410年かかる距離)もの遠方にありますが、それでも散開星団の中では、太陽系に近い存在です。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)/上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
おおいぬ座ととも座にある散開星団 3つを紹介します。散開星団とは、比較的若い恒星の集まりで、多くの散開星団は天の川に沿って分布しています。
シリウスとM41散開星団/M46 M47 散開星団 /おおいぬ座τ星を囲む散開星団NGC2362画像提供:上野 裕司さん(鹿児島県与論島)
2018.2.27 H2Aロケット38号機 打上げ成功 (掲載:2018.3.10)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年2月27日 10時26分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 38号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、政府の情報収集衛星「光学6号機」が搭載されており、予定の軌道に投入されました。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)
冬の散光星雲 馬頭星雲とバラ星雲 (掲載:2018.3.7)
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見える天体です。馬頭星雲(オリオン座)とバラ星雲(いっかくじゅう座)はよく知られた散光星雲で、その形から名称があります。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校,鹿児島写真部,CAN)
全天で最も明るい恒星シリウス(おおいぬ座)に関するトピック2点を紹介します。 シリウスには 8.5等星の伴星(シリウスB)があります。シリウスの強烈な光にさえぎられて観察することは困難ですが、撮影した画像をお送り頂きました。 「Gaia1」は、ヨーロッパ宇宙機関の位置天文衛星「ガイア」の観測データから2017年に新たに発見された星団です。やはりシリウスの強烈な光にさえぎられて、これまで分からなかったものです。画像提供:上野 裕司さん(鹿児島県与論島)
月食は、太陽、地球、月が一直線上に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。 今回の皆既月食は、宵から深夜にかけて、欠け始めから満月に戻るまでの全過程を見られる予定でした。 天候に恵まれた地域から、美しい月食の写真をお送りいただきました。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/加藤 忠さん(神奈川県横浜市)
2018.1.18 イプシロンロケット3号機の打上げ成功 (更新:2018.1.23)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年01月18日 06時06分、内之浦宇宙観測所から、イプシロン3号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた小型観測衛星「ASNARO2」は、無事軌道に投入されました。 イプシロンロケットは、2016年12月20日 2号機の打上げ以来1年1ケ月ぶり3回目の打上げです。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/冨窪 保子さん(鹿児島市)/ 安藤 和真さん(せんだい宇宙館)
2017.12.23 H2Aロケット37号機 打上げ成功 (掲載:2017.12.28)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年12月23日 10時26分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 37号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、気候変動観測衛星「しきさい」と技術試験衛星「つばめ」が搭載されており、予定の軌道に投入されました。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)
2017年のふたご座流星群は、月明かりがなく好条件でした。ピークの前日(12月13日)は、鹿児島県内は好天に恵まれて、 たくさんの流れ星を観察できました。観察会を行ったピーク当日の14日は、全面的な曇天となり残念ながらあまり観察できませんでした。画像提供:富窪 満二さん(鹿児島市)/川口 久美さん(せんだい宇宙館)/せんだい宇宙館
2017.11.10 へびつかい座に出現した新星 (掲載:2017.11.21)
新星とは、暗い恒星が急激に増光するために、それまで星のなかった位置に突然未知の恒星が出現する現象です。 2017年11月10日 新天体捜索家の中村祐二さん(三重県)によりへびつかい座に新星が発見されました。さらに翌11日には、金子静夫さん(静岡県)も独立に同天体を発見しました。 中村祐二さんご本人から、発見時の貴重な画像をお送りくださいました。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
黄道光は、夕方の西空か、明け方の東空に見ることができます。 この写真は、9月の明け方の撮影で、画面の左下から伸びる黄道光と、左上から右下に横たわる冬の天の川が好対象となっています。 左下の輝星は金星です。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
オリオン座の中心部には、全天でも最も美しいとされる明るい散光星雲があり「オリオンの大星雲」と呼ばれます。 まるで、鳥が羽を広げたように見えます。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)
夏の終わりの西の低空で、水面に星々が映し出されました。 「偶然見つけた池で、水鏡が出来そうだったので(チャンス!)と思いシャッターをきりました。」画像提供:川口 久美さん(せんだい宇宙館)
2017年9月19日 金星,レグルス,火星,月,水星 の集合 (更新:2017.10.1)
2017年9月は、月初から月末まで、明け方の低空で、金星,火星,水星 の惑星とレグルスの集合が見られました。 18〜19日の明け方には、月も加わってとても賑やかな光景となりました。
上から、金星,レグルス、地平線近くに上から 火星,月,水星。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/富窪 保子さん(鹿児島市)
2017年8月22日 米国横断の皆既日食 (掲載:2017.9.28)
2017年8月22日 北米で条件の良い皆既日食が見られました。この日食は、北太平洋のほぼ中央部から始まり、 その後、米国西海岸から東海岸へと米国本土を横断し、大西洋上で終了しました。夏休み期間中という時期も重なり 日本国内からも多数の観測者が渡米しました。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会),秋田 勲さん(京都府城陽市),加藤 忠さん(東京都)
パンスターズ彗星 (C/2015 ER61)は、2015年3月14日 ハワイ州マウイ島のハレアカラ山にある掃天計画の望遠鏡で発見された新彗星です。最接近に近い4〜5月には6等級台に明るくなりました。 8月19日はプレヤデス星団に接近しました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)
2017年9月1日 小惑星フローレンス(3122 Florence) が地球から約700万km(地球から月までの約18倍)の距離を通過しました。フローレンスは直径4.8kmと小型の小惑星ながら、地球に接近する天体としては、比較的大型でした。接近するとはいえ、明るさは 9等と暗いものですが、カメラで撮影されました。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市),川喜田 彰さん(三重県鈴鹿市)
薩摩川内市入来牧場で撮影された天の川です。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)
半月(上弦)の頃に、明縁と暗縁の境界のクレーター(ブランキヌス,ラカイユ,プールバッハ 付近)で「X」の文字が浮かび上がることがあります。 これは愛好家の間で「月面X」と呼ばれ近年人気が出てきています。画像提供:富窪 満二さん(鹿児島市)
2017年8月25日 日没直後の西空に、月齢3.7の細く美しい月,木星,おとめ座の一等星スピカ が集合しました。写真では、左から、スピカ,木星,月 です。画像提供:松若 隆幸さん(薩摩川内市)
2017.8.19 H2Aロケット35号機 打上げ成功 (掲載:2017.8.26)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年8月19日 14時29分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 35号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、人工衛星「みちびき3号機」が搭載されており、予定の軌道に投入されました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班/富窪 保子さん(鹿児島市)
2017年の土星は、6月15日に衝で夜半前の観察に適するようになります。2017年は いて座にあって、 10月頃まで夕方の空で観察できます。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会),橋口 隆さん(薩摩川内市)
月食は、太陽、地球、月が一直線上に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。 今回の月食は、地球の本影が月の1/4(食分0.25)までかかる部分月食でした。 本影の影の境界はぼやけていますが、これは地球に大気があるためです。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班/富窪 満二さん・富窪 保子さん(鹿児島市)/せんだい宇宙館
ハスの群生と夏の銀河です。ハスの花は夜には眠るそうです。画像提供:川口 久美さん(せんだい宇宙館)
水星食とは、水星が月の背後に隠される現象です。水星は太陽の近くを公転するため、水星食は昼間の現象となることが通常ですが、今回は珍しく日没に近い時間帯に起こりました。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
2017年の木星は、4月8日に衝で夜半前の観察に適するようになります。2017年はおとめ座にあって、夏まで夕方の空で観察できます。画像提供:橋口 隆さん(薩摩川内市)
恒星の終末に起こる大爆発現象です。 SN2017aew は、ケフェウス座にある NGC6946銀河に出現した超新星です。2017年5月14日に発見されました。近年では比較的明るく観察できた超新星となりました。画像提供:渡部 勇人さん(三重県いなべ市)
IC4628〜NGC6188(さそり座〜さいだん座の散光星雲) (掲載:2017.5.23)
さそり座の南部からさいだん座にかけての星野です。ここは銀河の濃いところに当たり、散光星雲や散開星団が多数存在します。IC4628は、画面上部の散光星雲で、NGC6188は画面下部の散光星雲です。 日本では南天の低空にあるため、地平線まで晴れ渡った時でないと撮影は困難です。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
2017.3.15 特殊な矮新星(OV Boo)の大増光をとらえた (掲載:2017.5.13)
鹿児島市の天文家 向井優さんにより、貴重な観測成果が得られました。 3月15日に、うしかい座の特殊な矮新星(OV Boo)が 約2500倍も急増光しているところを撮影する観測に成功しました。画像提供:向井 優さん(鹿児島県天体写真協会)
ジョンソン彗星は、2015年11月 カタリナスカイサーベイ の J. A. Johnson により発見された新彗星です。 6月に6〜7等まで明るくなり、双眼鏡級の彗星となる期待があります。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)
タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P/Tuttle-Giacobini-Kresak)は、1858年 タットルによって最初に発見された、周期11年の短周期彗星です。 2017年の回帰は地球との位置関係が非常に良く、4月6日には地球に0.15天文単位(2,200万km)まで接近します。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)/森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
2017年4月19日 小惑星2014JO25 が地球から約180万km(地球から月までの約4.6倍)の距離を通過しました。接近するとはいえ、明るさは 11等と非常に暗いものですが、カメラで撮影されました。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市), 川喜田 彰さん(三重県鈴鹿市)
2017年4月1日 アルデバラン食 (掲載:2017.4.10)
アルデバラン食とは、おうし座の一等星アルデバランが月の背後に隠される現象です。 2017年4月1日 18時35分〜19時45分 頃、全国で好条件のアルデバラン食が見られました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班
NGC4725銀河は、かみのけ座にある渦巻銀河です。かみのけ座は銀河の北極の方向に当たり、遠方を見通すことができるために多数の銀河を観察できます。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
2017.3.17 H2Aロケット33号機 打上げ成功 (掲載:2017.3.23)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年3月17日 10時20分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 33号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、政府の情報収集衛星「レーダー5号機」が搭載されており、予定の軌道に投入されました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班/上村 雄一朗さん(薩摩川内市)
ケンタウルスω(オメガ)球状星団 (掲載:2017.3.4)
ケンタウルス座にある ω(オメガ) 球状星団は、全天最大の球状星団です。肉眼でも容易に確認できるため、星の番号として「ω」が与えられたので、この名称で呼ばれます。 国内では、ほとんどの地方で南天低くにしか観察できません。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
エンケ(Enche)彗星は周期3.3年の「短周期彗星」です。エンケの名は,この彗星の研究者に由来しています。 2017年の近日点の通過は3月10日ですが、北半球からの観察は2月中旬から下旬にかけてが好条件です。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
ガム星雲は冬の南天の、ほ座,りゅうこつ座,とも座 にかけてに広く薄く広がるガス星雲です。 これは、約100万年前に起こった超新星爆発の残骸とされています。オーストラリアの天文学者を由来してこの愛称があります。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
2017.1.24 H2Aロケット32号機 打上げ成功 (掲載:2017.1.26)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年1月25日 16時44分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 32号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、防衛省の防衛通信衛星「きらめき2号」が搭載されており、予定の軌道に投入されました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班/上村 雄一朗さん(薩摩川内市)
2017.1.15 小型ロケット SS-520-4号機 の光跡 (掲載:2017.1.18)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年1月15日 08時33分、内之浦宇宙観測所から、小型ロケットSS-520-4号機を打上げました。 ロケットには東京大学の地球撮影用衛星が搭載されていましたが、残念ながら機器のトラブルにより打上げは失敗に終わりました。画像提供:冨窪 保子さん(鹿児島市)/せんだい宇宙館
2017年1月9〜10日 アルデバラン食 (掲載:2017.1.18)
アルデバラン食とは、おうし座の一等星アルデバランが月の背後に隠される現象です。 2017年1月9日 夜半頃、全国でアルデバラン食が見られました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)
2017年1月1日 火星と海王星の大接近 (掲載:2017.1.6)
火星(0.9等)と海王星(7.9等)が,わずか1.1’角まで大接近しました。これは,木星の視直径の約2倍,内合時の金星の視直径に相当する超ニアミスです。 最接近の時刻は1月1日15時53分頃でしたが,日本では日没直後の南西の空で観察できました。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)/上野 裕司さん(鹿児島県与論町)
本田・ムルコス・パジュサコバ彗星(45P) (掲載:2017.1.2)
ホンダ・ムルコス・パジュサコバ彗星(45P) は、1948年11月に 本田実さん はじめ 3名により独立発見された周期彗星です。 公転周期は 5.26年で、2017年初めに回帰し、2月11日には地球に最接近(0.08天文単位)します。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
2016.12.20 イプシロンロケット2号機の打上げ成功 (掲載:2016.12.22)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年12月20日 20時00分、内之浦宇宙観測所から、イプシロン試験機の打ち上げに成功しました。 搭載されていたバンアレン帯(地球を取り巻く放射線帯)観測衛星「ERG(愛称:あらせ)」は無事に軌道に投入されました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/せんだい宇宙館
2016.12.9 H2Bロケット6号機による無人補給船「こうのとり」の打上げ成功 (更新:2016.12.22)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年12月9日 22時26分、種子島宇宙センターから、H2Bロケット 6号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた無人補給船「こうのとり」6号機は無事に軌道に投入されました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/富窪 保子さん(鹿児島市)/せんだい宇宙館
大マゼラン星雲と小マゼラン星雲は、私たちの天の川銀河のすぐ近くに存在する小規模の銀河です。 世界一周の航海をしたマゼランの名前を取ってこの名称が普及しています。 両マゼラン雲とも日本から見ることはできません。南半球からは天の川がちぎれて浮かんでいるように見えます。画像提供:高槻 幸弘さん(東京都)
馬頭星雲(IC434)は、オリオン座の中心部付近にある淡い散光星雲です。 黒い暗黒星雲の部分が馬の頭の形をしているためにこの愛称があります。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
オリオン座の頭部には、たいへん淡く大きな散光星雲があり、その形から エンジェルフィッシュ星雲 の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
アルデバラン食とは、おうし座の一等星アルデバランが月の背後に隠される現象です。 2016年11月16日 2時〜3時 頃、沖縄を除く全国でアルデバラン食が見られました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・CAN・鹿児島写真部)
いっかくじゅう座(オリオン座の東隣)にある大型の散光星雲です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 バラ星雲はその形が バラの花 に似ることから バラ星雲 の愛称があります。
星雲の全景と中心部の拡大画像を掲載。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
NGC253銀河は、ちょうこくしつ座とくじら座の境界にある大型で明るい銀河です。M(メシエ)番号こそついていませんが、秋を代表する銀河のひとつです。 南方に低いので、くじら座が南中している頃に探してみましょう。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
ケフェウス座の散光星雲 IC1396付近 (掲載:2016.11.9)
ケフェウス座にある散光星雲IC1396 です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 IC1396 は、広く淡い星雲ですが、作者の技術により美しく浮かび上がっています。IC1396 の右端の真紅の星は、 ガーネットスターの愛称のあるケフェウス座μ星です。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年11月2日 15時20分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 31号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、気象衛星ひまわり9号が搭載されており、すでに運用中の ひまわり8号の予備機として配置されます。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班
秋の明け方には、冬の使者オリオン座が東の空高く昇っています。オリオン座から秀峰 開聞岳 を同じ画角に収めました。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
2016年9月17日 半影月食 (掲載:2016.9.24)
半影月食とは、太陽と地球の作る「半影」という影の中に月が侵入する現象です。月が本影に侵入するとその部分が暗くなりますが、 半影は太陽光の一部が照らしますので、肉眼で暗くなっていることは気づきにくい天文現象です。 一方、写真であれば明暗の差が強調され、適正な露出で撮影すると半影月食が浮かび上がってきます。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)
2016年の 火星,土星,アンタレスの 競演 (更新:2016.9.10)
2016年は、3月頃から9月頃まで、さそり座付近で火星と土星が競演します。さそり座のアンタレスは、その名に「火星に対抗するもの」の意味があります。 これは、火星と同じような赤い色から由来しているものです。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市),中村 祐二さん(三重県亀山市)
網状星雲(NGC6992-5,NGC6960) (更新:2016.9.3)
状星雲の愛称のある、はくちょう座にあるたいへん大型の星雲です。超新星爆発の残骸とされています。写真にも割合に写りやすい天体ですが、作者の撮影方法によって、 この星雲の極めて複雑な構造が、浮かび上がってきました。吉見さんの写真では、東側の NGC6992-5 ,西側の NGC6960 がワンカットに収まりました。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
北アメリカ星雲(NGC7000) (更新:2016.8.11)
はくちょう座の一等星デネブのすぐ近くにある大型の散光星雲です。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 NGC7000散光星雲はその形が 北アメリカ大陸 に似ることから 北アメリカ星雲 の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
はくちょう座ガンマ星(サドル)付近 (掲載:2016.8.6)
はくちょう座の中心にあるγ(ガンマ)星(サドル)付近には、肉眼では見えないものの散光星雲が入り乱れています。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしています。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
2016年の外惑星たちです。木星は、春から夏にかけて夕空に観察しやすくなります。火星は、5月31日に2年2ヶ月ぶりに地球に接近し、さそり座で土星やアンタレスとの競演が見られます。画像提供:吉見 昭文 様(鹿児島県天体写真協会)/松下 優 様(鹿児島県天体写真協会)/鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班
パンスターズ彗星 (C/2013 X1) (更新:2016.6.11)
パンスターズ彗星(C/2013 X1 Panstarrs)は、2013年12月4日に ハワイにある パンスターズサーベイにより発見された新彗星です。 2016年7月31日に近日点を通過します。日本からは、近日点通過前の5月下旬から 6月上旬が観察好期で、未明の南天で双眼鏡級まで明るくなることが予想されます。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/中村 祐二さん(三重県亀山市)
M83銀河は、うみへび座の尾の部分にあって、円盤状の銀河を面の方向から見た配置となっています。大型の銀河で、小口径の望遠鏡でも渦巻きの腕が分かります。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
2016.2.17 H2Aロケット 30号機によるX線天文衛星の打上げ成功 (掲載:2016.2.19)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年2月17日 17時45分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 30号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、X線天文衛星アストロHが搭載されており、「ひとみ」と命名されました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班/中村 堅太郎さん(せんだい宇宙館)
2016年2月 明け方の惑星集合 (掲載:2016.2.14)
2015年末から2016年初には、明け方の空に惑星が集合しています。 2016年2月7日には、水星が西方最大離角となり、さらに新月前の細い月も加わりました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・鹿児島写真部・CAN)
2016年1月24〜25日 大寒波のために、九州南部でも積雪しました。珍しい、南九州市で撮影された雪の中のオリオン座です。画像提供:田宮 日出男さん(鹿児島県南九州市)
ケンタウルスω(オメガ) 球状星団 (掲載:2016.1.27)
ケンタウルス座にある ω(オメガ) 球状星団は、全天最大の球状星団です。肉眼でも容易に確認できるため、星の番号として「ω」が与えられたので、この名称で呼ばれます。 国内では、ほとんどの地方で南天低くにしか観察できません。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
ぎょしゃ座の中心部には、肉眼では見えないものの散光星雲が入り乱れています。残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。 中央の丸い星雲は IC410 で、右側の IC405 は、その形から「まが玉星雲」の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
カタリナ彗星(C/2013 US10 Catalina)は、2013年10月31日にカタリナスカイサーベイにより発見された新彗星。 2015年11月15日に近日点を通過後,2015年末から2016年1月の初旬に、明け方の東の低空で双眼鏡級まで明るくなることが予想されます。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)/上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・鹿児島写真部・CAN)
IC2177 は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界、冬の天の川のほぼ中央にある散光星雲です。 全体では「わし星雲」の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
パンスターズ彗星(C/2013 X1)は、ハワイ マウイ島ハレアカラ山の Pan-STARRS望遠鏡 により発見された新彗星の一つです。 このプロジェクトにより多数の彗星が発見されていますが、すべて「パンスターズ(Pan-STARRS)」の名前を冠しています。 ここに紹介する彗星は、2016年の春から夏にかけて6等台まで明るくなることが期待されています。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
NGC2264 を中心とする いっかくじゅう座にある散光星雲です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 NGC2264 は、中心の暗黒帯が円錐状をしているため「コーン星雲」とも呼ばれます。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
半月(上弦)の頃に、明縁と暗縁の境界のクレーター(ブランキヌス,ラカイユ,プールバッハ 付近)で「X」の文字が浮かび上がることがあります。 これは愛好家の間で「月面X」と呼ばれ近年人気が出てきています。画像提供:有村 陽向子さん・下吹 越愛莉さん・竹島 侑未さん(鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班)/米盛 葵さん(鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班)
カタリナ彗星(C/2013 US10 Catalina)は、2013年10月31日にカタリナスカイサーベイにより発見された新彗星。 2015年11月15日に近日点を通過後,2015年末から2016年1月の初旬に、明け方の東の低空で双眼鏡級まで明るくなることが予想されます。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)/上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校・鹿児島写真部・CAN)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年11月24日 15時50分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 29号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、カナダの衛星運用会社テレサットの通信放送衛星が搭載されており、静止軌道への投入も成功しました。画像提供:岸下 海央さん(鹿児島玉龍高校サイエンス部天文班)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
ぎょしゃ座の中心部に広がる淡い散光星雲です。 多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、直接見ることは出来ません。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上約400kmの上空を90分で地球を一周する軌道を周回しています。 ISSは太陽光を良く反射し、金星程の明るさで夜空を通過していきます。 10月24日には鹿児島のほぼ真上を通過する好条件で、地上から国際宇宙ステーションの拡大撮影に成功しました。画像提供:鹿児島玉龍高校サイエンス部(鹿児島県玉龍高校)/西 健一郎さん(鹿児島県玉龍高校)
ペルセウス座にある散光星雲で、その形から「カリフォルニア星雲」の愛称で親しまれています。 多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、直接見ることは出来ません。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
2016年の秋は明け方がにぎやかです。火星,木星,金星 の集合が、10月〜11月にかけて見られます。 10月16日は水星も西方最大離角で、この頃には水星も加わります。撮影:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
"銀河" とは、私達の住む"天の川銀河"の、いわば"となりの宇宙"ともいえる存在です。 この NGC6946銀河は、ケフェウス座にあって、円盤状の銀河を正面から見た配置となっています。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
M45星団(プレヤデス星団)は、日本では「すばる」とも呼ばれる美しい星の集団です。肉眼でも 6〜7 の星を数えることが出来ます。 このように星をばら撒いたような集団を「散開(さんかい)星団」といいます。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
この NGC891銀河は、アンドロメダ座にあって、円盤状の銀河を真横から見た配置となっています。 円盤の周辺部には光を発しないチリやガスが多く存在するため、暗黒帯が中央を横切っているように見えます。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
網状星雲(NGC6992-5) (掲載:2015.9.26)
網状星雲の愛称のある、はくちょう座にあるたいへん大型の星雲です。超新星爆発の残骸とされています。 望遠鏡では、あまりに大きすぎて、低倍率でうっすらとその一部を認められます。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
ペルセウス座の二重星団(hχ) (掲載:2015.9.20)
ペルセウス座とカシオペヤ座の境界付近にある星団です。二つの散開星団が接近しているため、「二重星団」の愛称があります。 この星団は肉眼でもぼんやりと見えるため古くから知られており、恒星の番号、「h(えいち)」と「χ(かい)」が与えられています。双眼鏡でも美しく観察することが出来ます。 このご投稿では、流れ星がちょうど星団を射抜きました。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
IC1805, IC1848 散光星雲 (掲載:2015.9.18)
IC1805 と IC1848 は、カシオペヤ座にある散光星雲です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 IC1805 は、その形から「ハート星雲」とも呼ばれます。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年9月11日 20時00分、内之浦宇宙観測所から、S−520−30号機の打ち上げに成功しました。 太陽系のもとになる宇宙ダストの生成過程のデータを取得するものですが、実験は無事成功しました。画像提供:富窪 保子さん(鹿児島市)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/安藤 和真さん(せんだい宇宙館)
2015.8.19 H2Bロケット5号機による無人補給船「こうのとり」の打上げ成功 (更新:2015.9.19)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年8月19日 20時50分、種子島宇宙センターから、H2B型ロケット5号機の打ち上げに成功しました。搭載されていた無人補給船「こうのとり」5号機は無事に軌道に投入されました。画像提供:富窪 満二さん(鹿児島市)/原田 益美さん/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/深松 大平さん(福岡県柳川市)/中村 堅太郎さん(せんだい宇宙館)/安藤 和真さん(せんだい宇宙館)
さんかく座にあるM33銀河は、アンドロメダ座大星雲(M31)とともに、私達の住む"天の川銀河"の、いわば"となりの宇宙"ともいえる存在です。 260万光年ものはるか遠方にあります。秋の夜空の代表的な大型の天体ですが、淡く広がっているために探すには意外と難しい対象です。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
マウナケア(ハワイ島)のサンセットと星空 (掲載:2015.9.5)
ハワイ島のマウナケア山(標高4,205m)は、天体観測に好適な 気象条件・地理的条件 が優れていることから 多数の天文台が建設されています。日本の すばる望遠鏡 もマウナケア山頂にあります。画像提供:S.Nさん(鹿児島県薩摩川内市)
アンドロメダ座の大銀河(M31) (更新:2015.9.2)
M31銀河はアンドロメダ座の方向にあり、空の暗いところなら肉眼でも小さなチギレ雲のような姿を見つけることが出来ます。 このため、"アンドロメダ座の大銀河"とも呼ばれ、秋の夜空で親しまれています。 この天体は、私達の住む"天の川銀河"と同じような規模の、いわば"となりの宇宙"ともいえる存在です。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
みずがめ座にある、大型の惑星状星雲です。地球から観測できる惑星状星雲の中で最大の天体です。 この NGC7293星雲は、その見かけの形から、らせん状星雲の愛称があります。大きく広がりすぎて、眼視での観察はたいへん困難な対象です。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
2015年のペルセウス座流星群は、月明かりがなく好条件でした。 天候に悩まされた地域が少なくありませんでしたが、好天に恵まれて大流星が撮影されました。 美しい星空の中に、蛍も飛んでいました。画像提供:西田 茂三さん(鹿児島県薩摩川内市)/田宮 日出男さん(鹿児島県南九州市)
こぎつね座にある、大型の惑星状星雲です。惑星状星雲とは、太陽くらいの質量の恒星が、一生を終えた後にその残骸で出来たガスの塊りです。 このM27星雲は、鉄亜鈴(アレイ)の形に似ていることから、亜鈴状星雲の愛称があります。画像提供:橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
いて座からさそり座付近の夏の天の川の中心部です。地平線付近まで澄み切った夜空の下、低空まで続く天の川が描写されました。 天体写真用のカメラによる撮影で、点在する赤い散光星雲が引き立ちます。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
はくちょう座の一等星デネブのすぐ近くにある大型の散光星雲です。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 NGC7000散光星雲はその形が 北アメリカ大陸 に似ることから 北アメリカ星雲 の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
2015年7月1日 金星と木星の接近 (掲載:2015.7.14)
2015年6月末から7月初にかけて、見かけ上の金星と木星が極めて接近しました。 最接近は、7月1日で離角20分角(月の視直径の 2/3)まで接近しました。 この現象は見かけのもので、実際の木星までの距離は金星までの距離の11倍も離れています。撮影:上野 裕司さん(鹿児島県与論島)/せんだい宇宙館
ラブジョイ彗星 (C/2014Q2) (更新:2015.6.2)
ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)は、2014年8月17日に オーストラリアのテリー・ラブジョイ(Terry Lovejoy)氏により発見された新彗星です。 1月上旬に地球に最接近し、肉眼でも見られるほどに明るくなりました。 12月下旬から2月頃まで、日没後の冬の星座の間を移動していくために観察の好機です。画像提供:田宮 日出男さん(南九州市)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/森永 成一さん(鹿児島県天文協会)/上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/中村 祐二さん(三重県亀山市)/吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)/橋口 隆さん(鹿児島県薩摩川内市)
銀河は私達の「あまのがわ銀河」と同じ単位の、隣の宇宙とでもよぶべき大きなスケールの天体です。 M51とM63 は、りょうけん座にある比較的明るい銀河で、小型望遠鏡でも観察の対象となります。 双方とも典型的な渦巻き銀河で、M51は「子持ち銀河」,M63は「ひまわり銀河」の愛称があります。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
南九州市川辺町高田にホタルを見に行きました。カワニナの保護活動をしたとかで、沢山いました。金星とふたご座も一緒です。あとで気付いたのですが、流れ星も入っていました。 レンズは16mmなので、肉眼で見たら、結構大きかっただろうと思います。「地上の星」もきれいですね。画像提供:田宮 日出男さん(鹿児島県南九州市)
暗黒星雲とは、それ自体は目に見える光を出さないけれども、背景の星空や明るい星雲により存在が浮かび上がってくるチリやガスの集合体です。 S字状暗黒星雲は、さそり座との境界に近い へびつかい座にあり、その形状からこの愛称があります。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
いて座にある散光星雲M8とM20 です。M8は特に大型で、で肉眼や双眼鏡でも存在が分かります。 M8 は、その形から「干潟星雲(Lagoon Nebula)」とも呼ばれます。M8のすぐ北にある小型で色鮮やかな散光星雲がM20です。 その形状から「三裂星雲」の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)/佐伯和久さん(鹿児島県天体写真協会)
オーロラは、太陽からやってくる電荷を帯びた粒子(プラズマ)が地球の高層の大気と衝突して発光する現象です。 地球の磁場は北極圏と南極圏で地表と交わるために、太陽風プラズマが磁力線に沿って侵入しオーロラが発生します。 オーロラの色は、気体の種類や密度によって異なります。画像提供:秋田 勲さん(京都府城陽市)
流星群に属する流星は、放射点と呼ばれる空の一点から放射状に流れる性質があり、その放射点のある星座から「○○流星群」と呼ばれます。 「こと座流星群」は、こと座に放射点を持ち、毎年4月23日前後にピークを迎える中規模の流星群です。画像提供:田宮 日出男さん(鹿児島県南九州市)
いっかくじゅう座(オリオン座の東隣)にある大型の散光星雲です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 バラ星雲はその形が バラの花 に似ることから バラ星雲 の愛称があります。
星雲の全景と中心部の拡大画像を掲載。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
2015年1月5日 木星の衛星の食現象 (掲載:2015.4.17)
木星には小型望遠鏡でも観察しやすい4つの衛星があります。これらは発見者の名前から「ガリレオ衛星」と呼ばれます。 これらの衛星は、頻繁に木星面を経過したり背面に隠れたりします。これを「木星の衛星の食現象」といいます。 2015年1月5日には、わずか4時間程の間に4衛星のうちの3衛星が次々に見えなくなるという珍しい現象が起こりました。画像提供:橋本 秋恵さん(埼玉県秩父市)
月食は、太陽、地球、月が一直線状に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。
2015年4月4日の皆既月食は、全国で最初から最後まで見られる条件のよいものでした。しかしながら、北海道と南西諸島を除くほとんどの地方は天候が悪く、この月食の観察は困難となりました。その中でも、雲の間から撮影された月食の美しい画像をいただきましたのでご紹介します。画像提供:殿村 泰弘さん(宮城県富谷町)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校)
2015年3月20日 北極圏の皆既日食 (掲載:2015.4.4)
2015年3月20日 北大西洋から北極海にかけて皆既日食が見られました。 皆既日食とは、太陽−月−地球 が一直線上に並び、月が太陽を完全に覆い隠す天文現象です。 皆既帯は主に海上でしたが、ノルウェー領スバールバル諸島では、ほぼ全域が皆既帯に入っていました。画像提供:秋田 勲さん(京都府城陽市)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年3月26日 10時21分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 28号機の打ち上げに成功しました。このロケットには、政府の情報収集衛星 が搭載されており、衛星は無事に分離され目的の軌道に投入されました。 今回の成功により、H2Aロケットの打上げは22回連続成功で成功率96.4%となりました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校),せんだい宇宙館
2015年の木星は かに座から しし座にあり、この春から初夏に観察しやすくなります。 木星は太陽系最大の惑星で、近年では木星の衛星の研究が進められています。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
IC443 は、ふたご座の足元にある、半円形状をした散光星雲です。 この星雲は、かつて超新星爆発を起こした残骸であると考えられています。その形状から「くらげ星雲」の 愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
銀河は私達の「あまのがわ銀河」と同じ単位の、隣の宇宙とでもよぶべき大きなスケールの天体です。 M101銀河 は、北斗七星の柄の部分に近い大型の銀河で、小型望遠鏡でも観察の対象となります。 渦巻銀河の腕がよく分かる容姿から「回転花火」の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
銀河は私達の「あまのがわ銀河」と同じ単位の、隣の宇宙とでもよぶべき大きなスケールの天体です。 NGC2403 は、きりん座にある比較的明るい銀河で、小型望遠鏡でも観察の対象となります。 NGC3718とNGC3729 は、おおぐま座にある独特な形状をした銀河です。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
IC2177 は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界、冬の天の川のほぼ中央にある散光星雲です。 全体では「わし星雲」の愛称がありますが、その頭部のクローズアップ撮影です。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
今月中旬にバーストを起こして急増光した15Pフィンレー彗星です。 1886年南アフリカのフィンレーによって発見された短周期彗星です。1919年には、佐々木哲夫氏によって再発見され、 一時期フィンレー・佐々木彗星と呼ばれていました。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
冬の星空には、たくさんの美しい星雲や星団があります。写真の被写体としてもとても人気があります。 「プレヤデス星団(M45)」は、おうし座にある 誕生から一億年程度の比較的若い星の集団です。星の産まれる原料が豊富にある領域から一度に星が誕生した姿です。 オリオン大星雲とプレヤデス星団は、年間を通じても代表的な星雲と星団で、肉眼でも観察することができます。馬頭星雲 と バラ星雲 は星雲の見かけの形から愛称が定着して呼ばれています。画像提供:橋口 隆さん(薩摩川内市)
銀河は私達の「あまのがわ銀河」と同じ単位の、隣の宇宙とでもよぶべき大きなスケールの天体です。 NGC2903 は、しし座の鼻の先にある比較的明るい銀河です。しし座には、このような銀河を多数観察することが出来ます。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
ペルセウス座にある散光星雲で、その形から「カリフォルニア星雲」の愛称で親しまれています。 多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、直接見ることは出来ません。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
はくちょう座の一等星デネブのすぐ近くにある大型の散光星雲です。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 NGC7000散光星雲はその形が 北アメリカ大陸 に似ることから 北アメリカ星雲 の愛称があります。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
2014.12.3 小惑星探査機「はやぶさ2」打上げ成功 (掲載:2014.12.14)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2014年12月3日 13時22分、種子島宇宙センターから、H2Aロケット 26号機の打ち上げに成功しました。 このロケットには、小惑星探査機 はやぶさ2 が搭載されており、はやぶさ2 は無事に分離され目的の軌道に投入されました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
エンゼルフィッシュ星雲,コーン星雲からバラ星雲 (掲載:2014.12.14)
エンゼルフィッシュ星雲は、オリオン座の頭部に広がる淡い散光星雲です。コーン星雲とバラ星雲はオリオン座の東隣のいっかくじゅう座にある淡い散光星雲です。 いずれもその見かけの形が愛称となっています。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
32分の間に撮影された 96枚×20秒 の画像を「比較明合成」という手法で重ね合わせた作品です。 動かない地表の明るさに対して、少しづつ動くけれどもささやかな星の光が強調され、幻想的な風景となりました。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
勾玉(マガタマ)〜レムナント (IC405, Sh2-240) 星雲 (掲載:2014.11.12)
ぎょしゃ座の中心部にある大型の散光星雲です。 IC405は画面右上にある濃い星雲です。特に濃い部分の形状から「勾玉(マガタマ)星雲」とも呼ばれます。 Sh2-240 は、画面左下にあるシャボン玉のようなイメージの淡い星雲です。これは、約10万年前に起こった超新星爆発の残骸(レムナント)とされています。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
網状星雲(NGC6992-5) (掲載:2014.11.5)
網状星雲の愛称のある、はくちょう座にあるたいへん大型の星雲です。超新星爆発の残骸とされています。 望遠鏡では、あまりに大きすぎて、低倍率でうっすらとその一部を認められます。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
太陽の表面温度は約6000度ですが、磁力線の出入り口となる部分は 約4000度 程の低温になります。 これが 太陽黒点 です。太陽が活動的な時期ほど多く発生します。 2014年10月下旬には、肉眼でも確認できる巨大な黒点が出現しました。画像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市),川内 義郎さん(大阪府能勢町),西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
北アメリカ星雲(NGC7000)の中心部 (掲載:2014.10.23)
はくちょう座の一等星デネブのすぐ近くにある大型の散光星雲です。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 NGC7000散光星雲はその形が 北アメリカ大陸 に似ることから 北アメリカ星雲 の愛称があります。画像提供:上田 聰さん(鹿児島県天体写真協会)
2014年10月8日 皆既月食 (更新:2014.10.18)
月食は、太陽、地球、月が一直線状に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。
2014年10月8日の皆既月食は、全国で最初から最後まで見られる好条件でした。鹿児島県では好天に恵まれ、3時間20分間におよぶ天文現象の一部始終を観察することができました。 せんだい宇宙館での観察会には沢山のお客様にご来場いただき、神秘的な天文現象を楽しみました。画像提供:岩永 唯男さん(鹿児島県天体写真協会)/橋口 隆さん(薩摩川内市)/西 健一郎さん(鹿児島玉龍高校)/高島 英雄さん(千葉県柏市)/吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)他
ジャック彗星 (C/2014E2) (掲載:2014.8.26)
ジャック彗星(C/2014E2 Jacques)は、2014年3月13日に Cristovao Jacques(SONEAR天文台(ブラジル))により発見された新彗星です。 2014年7月2日に近日点(太陽に最も接近する位置)を通過し、その後は北半球で明るく観測されています。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2014年8月17日 19時10分、内之浦宇宙観測所から、S−520−29号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた電離層の観測実験装置は正常に観測を終えました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
オーストラリアで撮影した西天の黄道光と天の川 (掲載:2014.8.19)
南半球(オーストラリア クイーンズランド州)で撮影された全天周写真です。 夜空を大きく横切る銀河(天の川)と、西の空から伸びる 黄道光 が美しく捉えられています。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
コンパクトデジタルカメラによる夏の夜空の星景写真です。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天体写真協会)
こぎつね座にある、大型の惑星状星雲です。惑星状星雲とは、太陽くらいの質量の恒星が、一生を終えた後にその残骸で出来たガスの塊りです。 このM27星雲は、鉄亜鈴(アレイ)の形に似ていることから、亜鈴状星雲の愛称があります。画像提供:吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)
2014年 の 小惑星(9628)Sendaiotsuna (掲載:2014.7.24)
小惑星Sendaiotsuna(川内大綱)の会合周期は1.63年で、2014年7月には衝を迎え観察の好期となりました。 この時期に開催した「小惑星川内大綱観察会」会期中に撮影した小惑星川内大綱です。 小惑星は見かけは周囲の恒星とほとんど同じですが、長時間観察すると移動することでそれと分かります。
2014.4.24 環水平アーク (掲載:2014.4.26)
「環水平アーク」は、虹と同じように、太陽光の屈折による現象で、地平と水平に現れることが多いので このように呼称されます。通常の虹とは異なり、上空に氷の結晶で屈折を起こします。 太陽を中心に 46度 の大きな角度の位置に出るので、弧の一部が直線状に見えます。なかなか見る機会の少ない、珍しい気象現象です。撮影:せんだい宇宙館
2014年 の 木星・火星・土星 (掲載:2014.4.15)
2014年の春の空は3つの外惑星が観察できます。 特に 火星 は地球のすぐ外側を公転するために、地球との会合周期が 2年2ケ月と長く、久しぶりに接近中の2014年の春は観察の好期となります。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
明るさが変わる恒星を変光星と呼びます。脈動型の変光星の中でも「ケフェイド変光星」という種類のものは、 正確な周期で変光することが知られています。 最初に研究された、「ケフェウス座δ(デルタ)星」から、その呼び名が来ています。
2014.2.11 ZC1072星(6.2等)の接食 (更新:2014.3.11)
接食とは、月が夜空を運行する過程で、背景の恒星と接触するように通過していく天文現象です。 この時、恒星が月の外周の山や谷を経過すると、恒星が明滅する様子を観察すること出来ます。画像提供:伊藤 敏彦さん(三重県鈴鹿市)
整約図提供:相馬 充さん(国立天文台)
ガム星雲は冬の南天の、ほ座,りゅうこつ座,とも座 にかけて広く薄く広がるガス星雲です。 これは、約100万年前に起こった超新星爆発の残骸とされています。オーストラリアの天文学者を由来してこの愛称があります。画像提供:冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)
ラブジョイ彗星(C/2013 R1) (更新:2014.2.27)
ラブジョイ彗星(C/2013 R1)は、2013年9月に オーストラリアのテリー・ラブジョイ(Terry Lovejoy)氏により発見された新彗星です。 発見当初は小彗星と予想されましたが、予想を大きく超えて 2013年11月には 5等級,12月には 4等級まで増光し、肉眼で見られるほどの明るさになりました。画像提供:上野 裕司さん(鹿児島県与論町),川野 伴睦さん(福岡県宇美町)他
超新星は、質量の大きな恒星がその生涯の最後に起こす大爆発です。 超新星の発生頻度は、ひとつの銀河で数十年〜百年に一度程度とされています。 M82銀河は、小さな望遠鏡でも観察できる明るい銀河で、 この著名な銀河に発生した超新星の画像です。
画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
カノープスは南中時でも南天に低く地平線上にようやく見られます。緯度の低い鹿児島では 見つけやすくなりますが、それでも南中時の高度は 約5度です。 この時のカノープスを望遠鏡で拡大してみると、虹色に輝いて見えます。 これは、地平線に近い光源は、地球の大気がプリズムの働きをして色を分解するためです。撮影:せんだい宇宙館
金星は地球の内側を公転する惑星です。1年7ケ月の周期で地球に接近しますが、この時期を「内合(ないごう)」と呼び、「太陽−金星−地球」がほぼ一直線上に並びます。映像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)
広大なモンゴル平原で撮影された星空です。人工光による光害はまったくなく、地平線間際まで微光星が見えています。 当館にお寄せいただいた、モンゴルの写真をご紹介いたします。画像提供:川野 伴睦さん(福岡県宇美町)
太陽のように見かけの大きさが大きな天体は、その上端と下端で大気差による影響の強さが異なるために横長の楕円になります。 よくみると、その楕円も歪んで見えています。これは大気の密度が局所的に不均一なことによるものです。
2014年の初日の出の写真をお送り頂きました。画像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)
カリフォルニア星雲(NGC1499) (掲載:2013.12.12)
ペルセウス座にある散光星雲で、その形から「カリフォルニア星雲」の愛称で親しまれています。 多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、直接見ることは出来ません。画像提供:伊藤 敏彦さん(三重県鈴鹿市)
アイソン彗星(C/2012 S1)は、2012年9月21日 ロシアの研究機関(International Scientific Optical Network)に所属する研究者により、 口径40cm 望遠鏡により発見された新天体です。 アイソン彗星は、11月29日には太陽に最接近して、その前後に肉眼級の大彗星となる期待がありました。 しかしながら、太陽の最接近を乗り越えることが出来ず、11月29日に残念ながら崩壊してしまいました。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)他
秋の晴天の朝は、川内川流域では川霧がよく発生し、この季節の風物詩です。 湧水町の雲海を撮影時に、偶然にも国際宇宙ステーション(ISS)が通過しました。 太陽と雲海とISSが同じ映像でいずれも適正な露出で捉えられた、たいへん貴重な映像です。映像提供:亀田 晃一さん(MBC気象予報士)
2013.9.14 イプシロンロケット試験機の打上げ成功 (掲載:2013.9.18)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2013年9月14日 14時00分、内之浦宇宙観測所から、イプシロン試験機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた惑星分光観測衛星「SPRINT-A(愛称:ひさき)」は無事に軌道に投入されました。 国産個体燃料ロケットとして新型のイプシロンロケットは、M5型ロケットが終了して以来7年ぶりの打上げに成功しました。画像提供:西 健一郎さん(鹿児島玉龍高等学校)
2013年8月12日 スピカ食 (掲載:2013.8.14)
2013年8月12日 18時27分〜19時27分 おとめ座の一等星スピカを月が隠す「スピカ食」が見られました。 前回日本で スピカ食 が見られたのは 2006年6月7日以来で、次回は2024年8月10日 です。 宇宙館では スピカ食 の観察会を行いました。潜入時は雲が厚く見ることは出来ませんでしたが、出現は美しい光景を観察できました。撮影:せんだい宇宙館
2013.8.4 H2B 4号機による無人補給船「HTV4号機」の打上げ成功 (掲載:2013.8.4)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2013年8月4日 4時48分、種子島宇宙センターから、H2B型ロケット4号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた無人補給船「HTV4」は無事に軌道に投入されました。画像提供:佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)
2013.7.20 2機のロケットによる人工発光雲 (更新:2013.8.9)
2013年7月20日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は内之浦宇宙空間観測所から、 23時00分頃にS-310-42号ロケットを, さらにその57分後の 23時57分に S-520-27号ロケットの打ち上げに成功しました。 それぞれのロケットからは、TMA(トリメチルアルミニウム)と、リチウムの蒸気が散布され、特にTMAによる人工発光雲は西日本各地で撮影さました。画像提供:上野 裕司さん(鹿児島県与論町)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)/植木 信幸さん(長崎県島原市)/森永 成一さん(鹿児島県天文協会)/せんだい宇宙館
矮新星は、ごくまれに突然明るくなる天体です。新星と似ていますが、増光のメカニズムがやや異なり、通常は増光の規模が新星よりも 少ないために矮新星の名称があります。 2013年5月31日に板垣公一さんにより わし座に矮新星が発見されました。また 中村祐二さん(三重県亀山市)も同じ天体を 独立に発見されています。
中村祐二さんご本人から、発見時の貴重な画像をお送りくださいました。画像提供:中村 祐二さん(JPG:363k)(三重県亀山市)
レモン彗星(C/2012F6)は、2012年3月に レモン山天文台(米)で発見された新彗星です。2013年3月には、予想を超える 5等級まで増光し、 南半球ではパンスターズ彗星との競演が見られました。このレモン彗星が6月中旬にアンドロメダ座大銀河に接近しました。 画像の上端に見える緑色の光芒がレモン彗星です。画像提供:佐伯 和久さん(JPG:152k)(鹿児島県天体写真協会)
さそり座は夏を代表する星座です。さそり座の頭部からアンタレス付近は、色とりどりの星雲が美しい領域です。 下半部は夏の天の川に入り、微光星で雲のようです。画像提供:佐伯 和久さん(JPG:465k)(鹿児島県天体写真協会)
2013年の土星は おとめ座からてんびん座にあり、この春から秋に観察しやすくなります。 今年の土星は、さらに環の傾きが大きくなり、気象条件が良ければ環の内部の構造も見ることができます。画像提供:松下 優さん(JPG:28k)(鹿児島県天体写真協会)
パンスターズ彗星(C/2011 L4) (掲載:2013.3.23)
パンスターズ彗星(C/2011 L4)は、2011年6月6日 ハワイ マウイ島の パンスターズプロジェクト 口径1.8m 望遠鏡により 発見された新天体です。 2013年3月に大彗星に成長すると期待されました。彗星は1等級ほどには明るくなりましたが、薄明の空と低空の影響で、 肉眼で観察することは難しいものでした。双眼鏡での観察では、みごとな姿を見せてくれました。
(1) 2013年2月12日〜3月15日 撮影の画像集画像提供:岩下 直樹さん/佐伯 和久さん(鹿児島県口之島)/川内 義郎さん(大阪府能勢町)/川野 伴睦さん(福岡県宇美町)/吉岡 一巳さん(三重県松坂市)
(2) 2013年3月16日〜 撮影の画像集
2013年2月16日 地球をかすめた小惑星 2012 DA14 (更新:2013.2.20)
2012 DA14 は、2012年2月 に発見されたごく小さな小惑星です。 この小惑星は、2013年2月16日4〜5時に地球にきわめて接近し話題となりました。
2012DA14 の最接近時の地表からの距離は、わずか 28,000km でこれは、月までの距離の 1/10 以下です。まるで人工衛星のように、星々の間を縫う様子が観測されました。画像提供:小和田 稔さん(静岡県浜松市)/冨満 和広さん(鹿児島県天体写真協会)/高島 英雄さん(千葉県柏市)/せんだい宇宙館
動画提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)/せんだい宇宙館
月の出,月の入り,日の出,日の入り 時の月や太陽は、この画像のように横長の楕円形になります。 これは、地球に大気があるためです。地球の大気の影響で、地平線付近の天体は実際の位置よりも浮き上がって見えますが、 月や太陽のように見かけの大きさが大きな天体は、その上端と下端で大気差による影響の強さが異なるためにこのような形になります。画像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)
2012年11月14日(日本時間)には、オーストラリア北部のケアンズ付近で皆既日食が起こりました。 この日食のために、多数の観測者が訪れました。日食帯まで遠征して撮影された皆さまから美しい画像をお寄せいいただきました。撮影:加藤 忠さん(東京都)/高島 英雄さん(千葉県柏市)/橋本 佳久さん/野田 尚之さん(東京都目黒区)/松本 竹敏さん(佐賀天文協会)
オリオン座の全景を写野に入れることができませんでしたが月夜だったので開聞岳を入れました。 しばらくするとカノープスも見えてくると思いますが,この写真では確認できませんでした。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
今世紀最大の彗星になるか?アイソン彗星 (掲載:2013.1.17)
昨年9月21日に約19等の明るさで発見されたC/2012 S1(ISON)彗星です。 今年の11月には肉眼で見られるようになり、11月28日(世界時)に太陽に大接近して、金星を凌ぐ明るさになり、 12月には今世紀最大の彗星になるのではと期待されています。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
2012年12月〜2013年1月、この冬は、おうし座に輝く木星がひときわ目立ちます。この冬の星空の見どころの写真をお送り頂きました。画像提供:梅木 秀一さん(薩摩川内市)
2012年12月12日 地球に接近した小惑星トータチス (掲載:2012.12.27)
小惑星は、地球と同じように太陽を公転する小さな天体で、現在までに数十万天体が見つかっています。 ほとんどの小惑星は、火星と木星の間にありますが、地球の軌道の内側まで太陽に近づくものもあり、アポロ群と呼ばれるグループはそれに類します。 アポロ群小惑星トータチス(4179 Toutatis)は、時々地球に大接近することで知られています。画像提供:小和田 稔さん(静岡県浜松市)
2012年11月14日 オーストラリア北部 皆既日食 (更新:2012.12.15)
2012年11月14日(日本時間)には、オーストラリア北部のケアンズ付近で皆既日食が起こりました。 この日食のために、多数の観測者が訪れました。日食帯まで遠征して撮影された皆さまから美しい画像をお寄せいいただきました。撮影:加藤 忠さん(東京都)/福澄 孝博さん(加古川市少年自然の家)/間宮 美知子さん(松坂市天文台)/松本 竹敏さん(佐賀天文協会)/橋本 佳久さん/野田 尚之さん(東京都目黒区)/川野 伴睦さん(福岡県宇美町)/早水 美輝さん(薩摩川内市)
185年振りの出現か? 夕空のC/2012V4彗星 (掲載:2012.12.5)
11月7日にRbert.D.Matson氏が発見したこの彗星は、1827年に1回だけ出現したD/1827 M1 Pons-Gambart彗星と同一天体である可能性が指摘されています。 もし同一天体であることが確認されれば、ロストコメット(発見後に行方不明となっている彗星)の再発見となります。画像提供:中村 祐二さん(三重県亀山市)
月の細い三日月の頃には、月の暗い側がほんのりと明るく見えることがあります。この現象を「地球照(ちきゅうしょう)」と呼びます。これは、太陽光が地球に反射して、月の影の部分を照らしているものです。 2012年8月21〜22日 には、土星,火星,スピカ(おとめ座)に、細い月が加わってにぎやかな光景となりました。画像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)
いて座にある散光星雲M8 は、大型の散光星雲で肉眼や双眼鏡でも存在が分かります。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 M8 は、その形から「干潟星雲(Lagoon Nebula)」とも呼ばれます。画像提供:森永 成一さん(JPG:144k)(鹿児島県天文協会)
2012年8月14日 02時41分〜03時19分 金星食が起こりました。金星食とは、月が運行の過程で背景にある金星を隠すとても珍しい天文現象です。 この日は全国的な天候不良で、観察できたのは北海道,南九州の一部と太平洋側の一部の地域だったようです。 雲の間から撮影された貴重な画像をお送り頂きました。撮影:中小路 靖さん(鹿児島県霧島市)(31kB)/山内 誠さん(宮崎市)(WMV 8.1MB)/佐伯 和久さん(鹿児島県天体写真協会)(138kB)/吉見 昭文さん(鹿児島県天体写真協会)(219kB,224kB,250kB,239kB)
2012年7月15日 日中の 木星食 (掲載:2012.7.25)
2012年7月15日 13時16分〜53分 木星食が見られました。木星食とは、月が運行の過程で背景にある木星を隠す とても珍しい天文現象です。 宇宙館では木星食の観察会を行い、雲の隙間から運よくその様子を見ることができました。撮影:石田 正行さん(滋賀県守山市)(311k+23.8MB)/せんだい宇宙館(WMV:3.0MB)
金星の太陽面経過 −画像と映像− (更新:2012.8.24)
2012年6月6日、早朝から昼過ぎにかけて金星が太陽の前を通過する「金星の太陽面経過」が見られました。 前回日本で見ることのできたのは 2004年6月8日で、さらにその前は 1874年でなんと130年振りでした。 次回の現象は105年後の2117年という極めて珍しい天文現象です。画像提供:中小路 靖さん(鹿児島県霧島市)/せんだい宇宙館/渡部 勇人さん(三重県いなべ市)/石田 正行さん(滋賀県守山市)/松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/隈元 俊一さん(鹿児島県天体写真協会)/高島 英雄さん(千葉県柏市)/森永 成一さん(鹿児島県天文協会)/川内 義郎さん(大阪府)
2012年5月21日、九州南部から四国,近畿,関東,東北南部を中心とした広い範囲で金環日食が見られました。 この日食においては、日本の広域で見られたことと、北限界線が日本列島を縦断したことから大きな注目が集まりました。 このページでは、全国各地で撮影された映像を掲載します。画像提供:石田 正行さん(滋賀県守山市)/松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/高島 英雄さん(千葉県柏市)
2012年5月21日、九州南部から四国,近畿,関東,東北南部を中心とした広い範囲で金環日食が見られました。 この日食においては、日本の広域で見られたことと、北限界線が日本列島を縦断したことから大きな注目が集まりました。 このページでは、全国各地で撮影された画像を掲載します。画像提供:小和田 稔さん(浜松市)/津村 光則さん(和歌山市)/宮下 和久さん(長野県塩尻市)/石田 正行さん(滋賀県守山市)/山村 秀人さん(滋賀県米原市)/洞口 俊博さん(国立科学博物館)/高島 英雄さん(千葉県柏市)/松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)/高槻 幸弘さん(東京都)/高村 裕三朗さん(愛知県一宮市)/渡部 勇人さん(三重県いなべ市)/渡辺 裕之さん(岐阜県垂井町)/川内 義郎さん(大阪府)/森本 大輔さん(兵庫県神戸市)/谷川 智康さん(兵庫県三田市)
2012年5月21日、九州南部から四国,近畿,関東,東北南部を中心とした広い範囲で金環日食が見られました。 この日食においては、日本の広域で見られたことと、北限界線が日本列島を縦断したことから大きな注目が集まりました。 このページでは、九州各地で撮影された画像を掲載します。画像提供:川野 伴睦さん(福岡県宇美町)/川端 孝幸さん(熊本市)/河野 健太さん(宮崎県小林市)/隈崎 悦男さん(鹿児島県喜界町)/中村 堅太郎さん(薩摩川内市入来町)/花田 守寛さん(薩摩川内市)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2012年5月18日01時39分、種子島宇宙センターから、H2A型ロケット21号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた韓国の多目的衛星と日本の水観測衛星「しずく」は無事に軌道に投入されました。画像提供:植木 信幸さん(JPG:41k+59k+58k)(長崎県長崎市)/佐伯 和久さん(JPG:86k+317k)(鹿児島県天体写真協会)
2012年5月12,13日 肉眼黒点 (掲載:2012.5.14)
太陽面に久しぶりに大きな黒点が発生しました。太陽メガネを使えば、肉眼でも見えるほどに成長しています。あと10日を切った金環日食のためのテストにて撮影くださいました。画像提供:高島 英雄さん(千葉県柏市)/森永 成一さん(鹿児島県天体写真協会)
2012年の金星は、5月までは太陽の東側にあり夕方の西の空に「宵の明星」として観察の好期を迎えています。 6月6日には、太陽の表面を金星が通り抜ける太陽面経過となります。その後は、明方の空に移り「明けの明星」となります。画像提供:小石川 正弘さん(JPG:48k)(仙台市天文台)
1989年12月2日の 金星食 (掲載:2012.4.20)
金星食は、月が金星を隠す天文現象です。細い月にダイヤモンドのような金星が隠れる極めて美しい天文現象でもあります。金星食は大変珍しく、夜間に起こる金星食を見られるチャンスは滅多にありません。 1989年に見られた素晴らしい金星食の画像をお寄せいただきましたので紹介いたします。画像提供:前田 利久さん(鹿児島県天文協会)
2012年4月4日 月と金星・すばる (掲載:2012.4.7)
2012年の春は金星が宵の空に見ごろになります。金星などの惑星は運行の過程で他の天体の近くを通過することがあります。 4月初めには すばる星団 に接近しました。画像提供:森永 成一さん(鹿児島県天文協会)
火星は地球のすぐ外側を周る、地球よりも小さな惑星です。 地球と火星はその位置関係で距離が大きく変わり、両者がすれ違う頃を「接近」と呼びます。 地球と火星の接近は2年2ヶ月の間隔で起こり、最近では2012年3月6日でした。2012年の接近は それほど条件の良いものではないために「小接近」と呼ばれます。画像提供:松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
超新星残骸かに星雲(M1)の膨張 (更新:2012.3.23)
かに星雲は、おうし座にある超新星残骸です。メシエによるカタログではM1として広く知られています。 この動画は、2002年(伊藤明彦さま(大分県))と1012年(撮影:上野裕司さま(鹿児島県与論町))の同じ星雲を比較したものです。 1012年の方がほんの少し拡大しているように見えますが、星雲の膨張を捉えたものと考えてよさそうです。撮影:上野 裕司さん(鹿児島県与論町),伊藤 明彦さん(大分県日田市)(WMV:9.5MB,JPG:365)
2004.6.8 金星の太陽面経過 (画像追加/更新:2012.2.26)
金星の太陽面経過とは、太陽の表面を金星が横切る現象です。 2004年に観察された金星の太陽面経過の画像を追加して掲載しました。 2012年6月6日には 8年ぶりにこの現象が見られます。画像追加提供:川村 晶さん(JPG:41k+39k)(アラブ首長国連邦へ遠征)
ガラッド彗星 (C/2009P1) (更新:2012.2.4)
ガラッド彗星(C/2009P1 Garradd)は、2009年8月13日に G.J.Garradd(豪) により発見された新彗星です。 2011年末から2012年初めにかけて観察の好期を迎えます。2011年10月頃から2012年3月末まで 7等級台まで明るくなると予報されています。
画像提供:田名瀬 良一さん(JPG:111k,150k)(三重県伊賀市)/中村 憲志さん(JPG:164k)(薩摩川内市)/中村 祐二さん(JPG:226k)(三重県亀山市)
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2012年1月12日 05時51分頃に内之浦宇宙空間観測所から、S-520-26号機の打ち上げに成功しました。
これは超高層大気観測のための実験ロケットで、せんだい宇宙館に設置されたビーコン観測をはじめ、重要なデータが取得され実験は成功しました。 一般の方々にも観察の期待されたリチウム散布による人工発光雲は、前回(2007年9月2日)ほど明瞭ではありませんでした。画像提供:冨満 和広さん(JPG:63k,37k)(鹿児島県天体写真協会)/せんだい宇宙館(JPG:41k,WMV:8.9M)
2011年の木星は おひつじ座付近にあり、この秋から2012年春までが観察の好期。木星は太陽系最大の惑星で、直径は地球の11倍もあります。 望遠鏡で観察すると、特徴的な縞模様と、木星を周る4つの衛星(ガリレオ衛星)を楽しむことが出来ます。画像提供:中村 憲志さん(薩摩川内市)/松下 優さん(鹿児島県天体写真協会)
2011年12月13日未明の 満月級の大火球 (掲載:2011.12.24)
2011年12月13日 1時55分25秒に宮崎県上空で満月級の大火球が発生しました。 この大火球は、宮崎市の前田幸治さん(みやざき星の会)の設置する流星観測用のカメラでとらえられたものです。 もしこの火球に情報をお持ちの方がありましたら、当館までお知らせ下さい。撮影:前田 幸治さん(WMV:532k)/(日本流星研究会・みやざき星の会)
天体写真としてはどうかなと思ったりするのですが,開聞岳に昇る朝日を撮影しました。 地元の方の話によると山頂の真上から昇るのは2,3日前ということでした。画像提供:森永 成一さん(JPG:37k)(鹿児島県天文協会)
S-310-40号機ロケット 打ち上げ成功 (掲載:2011.12.20)
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2011年12月19日 23時48分頃に内之浦宇宙空間観測所から、S-310-40号機の打ち上げに成功しました。
このロケットは、ラジオ電波の異常伝搬を引き起こすメカニズムの解明を目的とした観測 のために打ち上げられ、目的の実験も成功しました。画像提供:佐伯 和久さん(JPG:89k)(鹿児島県天体写真協会)
2011年の ふたご座流星群 (掲載:2011.12.18)
毎年12月中旬に見られる ふたご座流星群は、8月のペルセウス座流星群と並んで一年で最も安定して活動する流星群です。 2011年の極大は 14日〜15日と予報されており、今年は満月過ぎの明るい月が邪魔をしましたが活発な活動が捉えられました。画像提供:伊藤 敏彦さん(JPG:134k)(三重県鈴鹿市)
2011年12月10日 皆既月食 (更新:2011.12.18)
月食は、太陽、地球、月が一直線状に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。
2011年12月10日の皆既月食は、最初から最後まで見られる好条件でしたが、鹿児島はあいにくの小雨模様でした。 この雨と雲の隙間をついてちょっぴり赤銅色の月を見ることが出来ました。画像提供:高島 英雄さん(WMV:6.4M)(千葉県柏市)/森永 成一さん(JPG:23k)(鹿児島県天文協会)/橋口 隆さん(JPG:116k)(薩摩川内市)/@Aqu_kagoshimaさん(JPG:60k)(twitterからの投稿)/せんだい宇宙館(JPG:22k)他
アストロトレーサーによる夏の天の川 (掲載:2011.10.15)
アストロトレーサーは、デジカメの手振れ補正の機能を応用して、固定撮影でも天体の日周運動を追尾して撮影するシステムです。 このシステムを使って撮影された夏の天の川です。画像提供:豊福 隆夫さん(JPG:318k)(福岡星の会)
2011.10.02 プレセペ星団を通過する火星 (掲載:2011.10.06)
プレセペ星団は、かに座の中心部にある大型の散開星団です。 黄道に近いために、時々惑星が近くを通過します。2011年10月2日には、火星がこの星団の真ん中を通過する光景を見ることが出来ました。画像提供:森永 成一さん(JPG:64k)(鹿児島県天文協会)
ホンダ・ムルコス・パジュサコパ彗星(45P) (更新:2011.10.02)
ホンダ・ムルコス・パジュサコパ彗星(45P) は、1948年11月に 本田実さん はじめ 3名により独立発見された周期彗星です。 公転周期は 5.25年で、2011年は回帰の年に当たり、8月〜10月には 8等級まで明るくなる見込みです。 写真で撮影すると長い尾が写りました。画像提供:森永 成一さん(JPG:37k)(鹿児島県天文協会)/松下 優さん(JPG:118k)(鹿児島県天体写真協会)/佐伯 和久さん(JPG:54k)(鹿児島県天体写真協会)
2011.9.23 H2A19号機ロケット打上げ成功 (掲載:2011.9.24)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2011年9月23日13時36分、種子島宇宙センターから、H2A型ロケット19号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた情報収集衛星は無事に軌道に投入されました。画像提供:花田 守寛さん(JPG:129k+122k)(薩摩川内市),せんだい宇宙館
新星とは、暗い恒星が急激に増光するために、それまで星のなかった位置に突然未知の恒星が出現する現象です。 2011年9月6日 新天体捜索家の 中村祐二さん(三重県亀山市)は、さそり座に 9.7等星の新星を発見し、国際天文学連合により確認されました。 中村さんの新星発見は、今回で10個目にもなるとのことです。
中村祐二さんご本人から、発見時の貴重な画像をお送りくださいました。画像提供:中村 祐二さん(JPG:488k)(三重県亀山市)
日本からは見られない南天の星空です。オーストラリアで撮影された美しい天体写真数点をお寄せいただきました。
天の川銀河(JPG:388k),大マゼラン星雲と小マゼラン星雲(JPG:226k+197k),エータカリーナ星雲(JPG:577k),アンタレス付近(JPG:260k)画像提供:隈元 俊一さん(鹿児島県天体写真協会)
サドル(はくちょう座γ星)付近は広く複雑な散光星雲が取り囲んでいます。この星雲は眼視では望遠鏡でも見ることは出来ませんが、 赤い星雲を写し出す手法で撮影されました。画像提供:冨満 和広さん(JPG:223k)/(鹿児島県天体写真協会)
IC5070 は、その姿から「ペリカン星雲」の愛称のある はくちょう座 にある散光星雲です。 散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。多くの散光星雲は、 このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。画像提供:冨満 和広さん(JPG:235k)/(鹿児島県天体写真協会)
日本からは見られない南天の銀河です。画面左側の二つの輝星は、ケンタウルス座のα星とβ星,画面中央部には南十字座があります。 画面右側の赤い星雲はエータカリーナ星雲です。
オーストラリアへ旅行して撮影された写真です。画像提供:佐伯 和久さん(JPG:489k)(鹿児島県天体写真協会)
球状星団は、数万〜数十万もの恒星が球状に集まった大集団です。このような球状星団は、銀河系の中心部を取り囲むように 多数存在しています。ヘルクレス座にあるM13球状星団は、それらの中でも大型で見事な星団です。画像提供:中村 祐二さん(JPG:556k)(三重県亀山市)
2011年の土星は おとめ座にあり、この春から夏に観察しやすくなります。 今年の土星は環の傾きがだいぶ大きくなり、土星らしい美しい姿を楽しめます。画像提供:松下 優さん(JPG:144k,48k)(鹿児島県天体写真協会)
2011.6.16 朧(おぼろ)月食 (掲載:2011.6.23)
2011年6月16日明け方の月食は国内の多くの地域が天候不良のため観察できませんでした。 薄雲を通して観察できた新潟県からお送りいただいた画像です。画像提供:松下 優さん(JPG:34k+29k)(鹿児島県天体写真協会)
部分月食と国際宇宙ステーション (掲載:2011.6.17)
2011年6月16日明け方の月食は国内の多くの地域が天候不良のため観察できませんでした。 薄雲を通して観察できた新潟県からお送りいただいた画像です。部分月食中に古川聡さんが滞在する国際宇宙ステーションが通過しました。画像提供:松下 優さん(JPG:25k)(鹿児島県天体写真協会)
45年ぶり爆発的に増光した らしんばん座T星 (掲載:2011.4.26)
新星とは、暗い恒星が急激に増光するために、それまで星のなかった位置に突然未知の恒星が出現する現象です。 新星の中には、複数回の増光が確認される星が稀にあり、これを「反復新星」と呼びます。 らしんばん座の反復新星 T Pyx は、1890年以降 過去5回の新星爆発が記録されており、今回の増光は 4月14日 ハワイで発見されました。
画像提供:中村 祐二さん(JPG:224k)(三重県亀山市)
さそり座からいて座にかけては、夏の天の川の最も濃いところです。この美しい星野に大きな流れ星が飛び込んで花を添えました。 これら夏の代表的な星座は、春には深夜に上ってきます。画像提供:伊藤 敏彦さん(JPG:152k)(三重県鈴鹿市)
海王星以遠に存在する多数の天体は「太陽系外縁天体(TNO)」と呼ばれます。ヴァルナ(20000 Varuna)は、 TNOの中では大きな天体で、準惑星の候補でもあります。 極めて遠方で暗いためにアマチュアが観測することは困難ですが、そのヴァルナの動きを捉えた貴重な記録です。画像提供:上野 裕司さん(JPG:174k,148k)(鹿児島県与論島)
2011.1.22 H2B2号機による無人補給船「HTV2号機」の打上げ成功 (掲載:2011.1.23)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2011年1月22日14時38分、種子島宇宙センターから、H2B型ロケット2号機の打ち上げに成功しました。 搭載されていた無人補給船「HTV2」は無事に軌道に投入されました。画像提供:佐伯 和久さん(JPG:22k+37k)(鹿児島県天体写真協会)
オリオン座にある散光星雲です。散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。 多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。 NGC2024 は、その形から「Flame Nebula(燃える星雲)」とも呼ばれます。画像提供:吉見 昭文さん(JPG:417k)(鹿児島県天体写真協会)
暗黒星雲(LDN1622)とバーナードループ (掲載:2011.1.14)
オリオン座北東部の賑やかなエリアです。暗黒星雲とは光を発しない星間物質の領域です。 バーナードループは、オリオン座の東側半分をループ状に取り囲む大きな散光星雲で、水素の放つ赤い色をしています。 暗黒星雲,バーナードループとも、肉眼で見ることはできません。画像提供:冨満 和広さん(JPG:133k)/(鹿児島県天体写真協会)
2010年12月21日 皆既月食 (更新:2011.1.14)
月食は、太陽、地球、月が一直線状に並び、地球の影の中に月が進入する現象です。
2010年12月21日日没後、全国で皆既月食が見られました。 日本で見られる皆既月食は3年ぶりとなります。 今回の月食は、皆既(完全に影に隠れた状態)で月出した後、徐々に満月に戻る過程を見ることができました。画像提供:せんだい宇宙館(動画WMV: 5.8M)/森山 めぐみさん(JPG:9k)(せんだい宇宙館職員)/森永 成一さん(JPG:39k)(鹿児島県天文協会)/中村 憲志さん(JPG:159k)(薩摩川内市)/隈元 俊一さん(JPG:30k)(鹿児島県天体写真協会)他
コメットハンターとして著名だった百武裕司さん(享年51歳)は、天体写真の撮影にも優れた能力を発揮されており、 2000年以降は多数の作品をご提供いただいておりました。 特に晩年には大判カメラによる全天周の作品に力を注いでおられました。
このページは氏によりお寄せいただきました作品をまとめたものです。 これまで氏の希望によりWeb上では公開していなかった写真も新たに掲載いたしました。
百武彗星発見の地 記念碑
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