南半球の星空
日本からは見られない南天の星空です。オーストラリアで撮影された美しい天体写真数点をお寄せいただきました。


天の川銀河

天の川銀河
わし座 付近から りゅうこつ座 付近までの天の川の画像を3枚つないで一枚にまとめた画像です。 私たちの天の川銀河を真横から中心部を見たイメージとなります。 中央部の最も銀河の濃いところが いて座 さそり座 の付近となります。
宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」は、この画像のほぼ左端から始まりほぼ右端までが舞台となっています。

2011年8月1日19時30分(現地時間)〜
レンズ:TAMRON 17-50mm F2.8→F4 17mm
カメラ:Canon EOS40D 10分×19枚 10分×4枚 3フレームモザイク
撮影地:オーストラリア クイーンズランド州 バラディーン
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)



大マゼラン星雲

大マゼラン星雲

2011年8月1日 02時23分(現地時間)〜
望遠鏡:FS60C
カメラ:Canon EOS40D 12分×15枚

小マゼラン星雲

小マゼラン星雲

大マゼラン星雲と小マゼラン星雲は、私たちの天の川銀河のすぐ近くに存在する小規模の銀河です。 すぐ近くとはいっても、16万光年(大マゼラン星雲)と20万光年(小マゼラン星雲)もの彼方にあります。 世界一周の航海をしたマゼランの名前を取ってこの名称が普及しています。
大マゼラン星雲は1987年に超新星が現れたことでも注目を集めました。小マゼラン星雲のすぐ左に見える 星の大集団は NGC104 で大型の球状星団です。

2011年7月28日 00時55分(現地時間)〜
望遠鏡:FS60C
カメラ:Canon EOS40D 15分×6枚
撮影地:オーストラリア クイーンズランド州 バラディーン
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)



アンタレス付近

アンタレス付近
さそり座の一等星アンタレスは、赤色巨星としてよく知られています。この画像では中央下側の赤い輝星です。 この付近は自ら光を放つ散光星雲,恒星の光を反射する反射星雲,光を放たない暗黒星雲 等が入り乱れていて、 写真で撮影するととてもカラフルな領域です。

2011年7月29日19時47分(現地時間)〜
レンズ:SIGMA 150mm F2.8→F4
カメラ:Canon EOS40D 10分×19枚
撮影地:オーストラリア クイーンズランド州 バラディーン
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)



エータカリーナ星雲

エータカリーナ星雲
りゅこつ座(Carina)の η(エータ)星 を取り囲む見事な散光星雲です。ηカリーナ星は太陽の数十倍もある重い恒星で、 寿命の末期を迎えて不安定な状態となっています。この星から放出されたガスが見事な星雲を形成しています。

2011年7月27日19時34分(現地時間)〜
望遠鏡:FS60C
カメラ:QSI 583WS Hα10分×8枚 GB各10分×3枚 HαGB合成
撮影地:オーストラリア クイーンズランド州 バラディーン
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)



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