マックノート彗星は、2009年9月9日 オーストラリアの天文学者ロバート・マックノート(McNaught)が発見した新彗星(C/2009R1 McNaught)です。 現在まで予想以上に明るくなりつつあり、太陽に接近する6月下旬〜7月初には明け方の空で2等級まで明るくなるかもしれません。 この頃になると、双眼鏡はもちろん肉眼でも分かるようになる可能性があります。
松下優さんのコメントより
撮影日時:2010年 6月12日 02時16分〜 露出3分×8コマ
淡く長い尾が分かります。これは、電離したガスでできていて「イオンの尾」といいます。
もうひとつ、右下に伸びる太く短い尾があるのが分かるでしょうか? これは彗星の表面の塵が飛ばされたもので「ダストの尾」と呼ばれます。
撮影日時:2010年 6月11日 04時8〜14分 露出3分×2コマ
梅雨入り前の天候不順の中、薄雲を通して撮影しました。とても薄い尾が分かりますでしょうか。これからどんどん明るくなりますが、
高度も日増しに低くなりますので、観測できる時間帯はとても短くなります。高度と薄明の競争です。
撮影日時:2010年 6月9日 04時18分 露出 30秒
2010年 6月12日 マックノート彗星(C/2009R1 McNaught)
透明度がいまいちで、双眼鏡では確認できませんでした。
しかし、撮影した 画像を処理してみると意外と尾が写りました。イオンテイルとダストテイルが
分かれているのがはっきり分かります。久しぶりの明るい彗星のこれからの成長が楽しみです。
レ ン ズ:BORG125F2.8ED(F3.3)
カ メ ラ:CanonEOS40D(ISO1000)
赤 道 儀:タカハシEM-10(AGS-1X)
画像処理:核基準に8枚コンポジット、レベル調整
撮 影 地:新潟県阿賀町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)
2010年 6月11日 マックノート彗星(C/2009R1 McNaught)
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)
2010年 6月9日 マックノート彗星(C/2009R1 McNaught)
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)
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