2008年の 土 星
土星は太陽を30年かけて一周します。その過程で、15年毎に2度地球は土星を真横から見る位置となります。 2008年末から2009年にかけては、その時期に当たり、このため土星特有の環が極めて細く見えます。 2008年末は深夜以降にしか土星を観察することは出来ませんが、2009年3月頃からは宵の空で見ることが出来るようになります。
仙台市天文台の小石川正弘さんから、素晴らしい画像をお送り頂きました。

小石川正弘さんのコメントより
皆様、お変わりありませんか。
今年も残すところあとわずかとなってしまいました。 そして、今年は、新天文台開台という大イベントがあり その後は1.3m大型望遠鏡の調整観測に追われております。 多くの方々のご指導もあり 少しずつですが観測まがいなことも行い始めました、 暖かい制御室での作業は単調ですが いろいろなことを考えながら行っております。 しかし、一番安心できる観測場所は自宅の31cm鏡のところでしょう。 眼で見て楽しむ!それから離れられないのかもしれません。
16日早朝、久しぶりに好気流にめぐまれて土星を撮像することが出来ました。

2008年12月16日
31cm反射望遠鏡拡大撮影
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)


小石川正弘さんのコメントより
お変わりありませんでしょうか。 現天文台での仕事も残すところ12日となってしまいました。 科学館内天文台事務所での作業より、新天文台での整理作業がほとんどでした。 来週は、現天文台の最終片付け作業となります。
さて、昨夜(18日)から今朝にかけて好気流に恵まれまして 添付ファイルのような土星像を得ることができました。 表面模様は、淡いながらも意外と複雑な様相です。

2008年 3月18日
31cm反射望遠鏡拡大撮影
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)


小石川正弘さんのコメントより
今シーズン一番良さそうな土星画像が得られましたので お送りいたします。 22日01時頃の撮影で、31cm反射望遠鏡を使用しました。 やはり惑星観測は気流が勝負です。

2008年 2月22日
31cm反射望遠鏡拡大撮影
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)



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