日食(にっしょく)は、月が地球を周る過程で太陽を隠す現象です。
2012年5月21日、九州南部から四国,近畿,関東,東北南部を中心とした広い範囲で金環日食が見られました。
この日食においては、日本の広域で見られたことと、北限界線が日本列島を縦断したことから大きな注目が集まりました。
当日は当館を含む鹿児島県内多くの地域で天候に恵まれませんでしたが、雲間をつい世紀の天体ショーを楽しんでいただけたようです。
次回の部分日食は 2016年3月9日(鹿児島での食分 24%)で、国内で見られる金環日食は 2030年6月1日 北海道で見られるものです。
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2012年5月21日 金環日食 九州で撮影された画像
2012年5月21日 金環日食 全国各地で撮影された映像
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2012年5月21日 金環日食 メニュー
金環日食から浮かび上がった月縁
大変遅ればせながら、5月の金環日食のビデオ画像から添付のような画像を作ってみました。
なお、データは以下の通りです。
1.観測者氏名: 小和田稔(Owada Minoru)
2.観測地および観測地の経緯度と標高,測地系
静岡県浜松市中区野口町564-1
北緯34度43分07.0秒
東経137度44分23.0秒(GPSによる表示:世界測地系)
海抜17m(国土地理院1/25000地形図より)
3.観測機材:
望遠鏡:TAKAHASHI FS128屈折(D=128mm,fl=1040mm)
を、口径50mmに絞る
減光方法:MARUMI ND100000+KENKO ND400 フィルター
撮影器材:WATEC WAT100N シャッタースピード OFF
(GAIN 14/10前後,GAMMA OFF)+SONY DCR-TRV50によるDV録画
4.時刻保持:GHS-OSD
ビデオ画像から静止画を切り出し。時間経過の順に1ピクセルずつずらして
比較明合成
第二接触:07h28m45.15sより07h29m02.16sまでの約0.2秒間隔の画像を86コマ合成
第三接触:07h33m41.42sより07h33m57.04sまでの約0.2秒間隔の画像を79コマ合成
下段に示したのは「かぐや」によるプロフィールです。
スケールが一致してませんがご了承ください。
金環日食から浮かび上がった月縁
(上)連続写真を並べると月縁の地形が浮かび上がりました。
(下)その瞬間の「かぐやによる月縁地形」です。両者はよく一致していることが分かります。
金環日食のベイリービーズ
金環日食のピンホール
金環日食のベイリービーズ
撮影場所:京都市賀茂川河川敷
撮 影:山村秀人 (滋賀県米原市)
金環日食のベイリービーズ
撮影場所:茨城県つくば市
撮 影:洞口俊博 (国立科学博物館)
金環日食のベイリービーズ
金環日食
鹿児島は残念な結果でしたね。 東の方ではどこでも見られました。 私は、実家に帰って、両親や子供たちと一緒に見ました。
撮影場所:茨城県北茨城市大津漁港
撮 影:松下 優 (鹿児島県天体写真協会)
金環日食
知り合いに誘われて、食中心のお台場おりました。
金環日食のベイリービーズ
当地一宮市は快晴に恵まれ、金環後に少し雲があったものの、ベイリービーズはバッチリ捉えました。 とりあえず、キャプチャー画像2枚を添付します。
撮影場所:愛知県立一宮高等学校
撮 影:高村裕三朗 (愛知県一宮市)
金環日食の第2接触のビデオ映像を1秒ごとに15秒間を
切り出して、合成してみました。オリジナルのビデオ映像は、ベイリービーズが判りにくいものでしたが、かぐやの月縁地形図と合っていることがわかります。
金環日食から浮かび上がった月縁とベイリービーズ
撮影場所:三重県いなべ市
撮 影:渡部勇人 (三重県いなべ市)
金環日食のベイリービーズ
金環日食WAT-100NとGHS-OSDで第2-第3接触ビデオが撮れました。 添付は、その画像の一部です。
撮影場所:岐阜県不破郡垂井町立岩手小学校
撮 影:渡辺裕之 (岐阜県垂井町)
金環日食のベイリービーズ
KYOEI大原天文台の川内でございます。 北緯34度56分44秒、東経135度28分3秒から食分0.937の部分食を堪能しました。 午前7時30分30秒には見事ベイリービーズを画像におさめることに成功いたしました。
撮影場所:大阪府能勢町野間大原
撮 影:川内義郎 (大阪府)
金環日食のベイリービーズ
金環日食のベイリービーズ
3ヶ所とも観測成功です! ピントが不安ですがベイリービーズは確認しました。
撮影場所:兵庫県三田市三田祥雲館高校
撮 影:谷川智康 (兵庫県三田市)
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