西方最大離角の水星(2005.12.16)(掲載2005.12.16)
水星は太陽に非常に近いところを公転してるため、地球から条件よく観察できる時期は限られています。
西方最大離角とは、水星が太陽の西側に最も離れた時期で観察の好期です。
2005年12月は20日頃まで、明け方の東の低空に水星を見つけるチャンスとなります。
2006年2月24日には東方最大離角となり、その頃には夕空の日没直後の西の低空に観察できるようになります。
見える期間が短いため、中世の天文学者コペルニクスさえも見たことがないといわれています。
小石川正弘さんのコメントより
最近気流が悪くて、お見せできるようなものほとんど無い状態です。
それでも、今日の午前中、そこそこの気流状態に恵まれまして
水星を撮像してみました。
使用望遠鏡は天文台の15cm屈折です。
ただし、焦点位置が赤付近にあったために
変な色になりましたことお詫びいたします。
それとあまり大きくするとアラがでますので
小さな画面で見てください。
それにしても久しぶりにきれいな姿として記録できました。