ポイマンスキー彗星(C/2006A1 Pojmanski)は、南米チリに設置されている全自動撮像システムASAS
の画像から発見された新彗星です。ワルシャワ大学天文台のポイマンスキー(Pojmanski)氏は、ASAS
により撮影された、2006年1月4日と6日の画像からおよそ12等級のこの彗星を見出しました。
発見後の軌道計算から、3月上旬には双眼鏡で見るほどの7等級まで明るくなると予測されていましたが、
実際にはその予想を上回る5等級にもなりました。現在は、明け方の南東の低空にあり、
各地で長く尾を引く姿が撮影されました。
(掲載:2006.3.4)
アストロアーツ/ ポイマンスキー彗星が予想以上に増光
隈元俊一さんのコメントより
まさか尾が写野からはみ出してしまうとは思いませんでした。
しかし低空の彗星の処理は難しいです。元画像は背景かぶりが発生していますが,
なんとかそろえることができました。 とりあえず送ります。
撮影日時:2006年3月4日 4h59m〜
カメラ:BITRAN冷却CCDカメラ BJ41L(-20℃)
L画像 3分x6枚 ビニングなし RGB画像 R・G 1分x1枚 B1分x3枚 2x2ビニング
レンズ:NIkon85mm F1.4→F2.0
撮影地:財部町
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)
森永成一さんのコメントより
おはようございます鹿児島天文協会@森永です。今朝がた 肉眼彗星を撮影しにいきました。
ボイマンスキー彗星です。7×42の双眼鏡でも見えました。撮影地はいつもの千貫平付近です。
気温は0℃でした。
撮影日時:2006年3月4日 5h39m,43m 120秒露出
カメラ:ペンタックスistD
レンズ:タムロン300mmf2.8 開放
撮影地:千貫平付近
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)
撮影日:2006年 3月4日 05h31m〜41m 1分露出x8枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点, 彗星追尾
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)
小石川正弘さんのコメントより
今朝、久しぶりに晴れましたので木星観測後に彗星撮影に向かいました。
自宅から15分くらいの所です。ただし、仙台市中心部の光害の方向となり
大変写りが悪くなっています。それでも右上の方向に淡い尾が伸びているようです。
双眼鏡でもかわいらしい彗星でした。