急増光したフィンレー彗星
中村祐二さんのコメントより
今月中旬にバーストを起こして急増光した15Pフィンレー彗星です。
この彗星は、1886年9月に南アフリカのフィンレーによって光度11等の小彗星として発見された公転周期6.5年の短周期彗星です。
1919年10月には、京都大学の佐々木哲夫氏によって偶然に再発見(現在の基準によれば、検出)され、一時期、フィンレー・佐々木彗星と呼ばれていた日本にゆかりの深い彗星です。
今月中旬には、光度7等という観測もあります。現在は月明の影響が大きくなりつつありますが、しばらくは日没後の西南西に見えています。
撮影時刻:2015年1月20日18時26分40秒〜露出20秒×6フレーム撮影
撮影機材:36センチF8反射+デジカメ(ISO6400、約500万画素設定)
画像処理:写野の広さ20′×20′、上が北、6フレームコンポジット
明るさ、コントラスト、カラーバランス調整
撮影地 :三重県亀山市
撮影者 :中村祐二(三重県亀山市)
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