2007.3月 地球に大接近した小惑星(2006VV2)

2007年3月31日 小型の小惑星 2006VV2 が地球に大接近しました。接近距離は約340万kmで、これは月までの距離の約9倍です。 地球に接近したため見かけの動きが極めて速くなり、背景の星々の間を駆け抜ける様子が撮影されました。
この小惑星は、2006年11月に発見されたもので、このように地球に接近する小天体は、NEO(Near Earth Object) と呼ばれます。 直径2km程度の極めて小型の小惑星ながら、地球に接近したために9等級まで明るくなりました。これは小型の望遠鏡でも 楽に観察できる明るさです。
小惑星2006VV2 は、地球接近時のレーダー観測により、直径300m未満の小さな衛星を持つことが発見されています。

仙台市天文台の小石川正弘さんより、貴重な画像をお送りいただきましたので、ここに掲載いたします。


3月31日 NEO 2006VV2

2007.2.31 地球に大接近した小惑星 2006VV2

小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。 特異小惑星2006VV2の続報画像です。 ちょっと撮り方を変えました。


3月29日 NEO 2006VV2

2007.2.29 地球に大接近した小惑星 2006VV2

小石川正弘さんのコメントより
お変わりありませんか。
昨日夕方、ふっと、中野さんのメールを思い出し 大熊座の中を移動している2006VV2を撮影してみました。 地球接近中ですからデジカメ出力アウト画面上でも どんどん移動していく様子が良くわかりました。
送付しました画像は、月明かりを考慮して感度を400に設定し 5分間ほど露出してみました。 明るく見事な移動量ですね。



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