M31銀河
M31銀河はアンドロメダ座の方向にあり、空の暗いところなら肉眼でも小さなチギレ雲のような姿を見つけることが出来ます。 このため、"アンドロメダ座の大星雲"とも呼ばれ、秋の夜空で親しまれています。
この天体は、私達の住む"天の川銀河"と同じような規模の、いわば"となりの宇宙"ともいえる存在で、 230万光年(光のスピードで230万年かかる距離)ものはるか遠方にあります。 中心部のすぐ右側と左上側にもぼんやりとした小さな雲のような天体がありますが、それぞれM32銀河、M110銀河と呼ばれます。

M31 銀河

隈元さんのコメントより
圧縮していない画像では星雲の腕の中にHU領域が確認できますが、圧縮すると確認しづらくなります。 今回はガイドが安定していたので、10分露出を8フレームすることができました。

撮影日時 2003年9月30日21時07分〜
 L画像 10分×8枚 RGB画像 それぞれ5分×2枚 2×2ビニング LRGB合成 総露出時間110分
撮影機材
 タカハシFS60C ボーク0.85レデューサー f300mm 合成F5 EMスカイセンサーPC赤道儀
 D76mm f 500mmガイド鏡+STVによる自動ガイド
 ビットラン冷却CCDカメラBJ41L(−5℃) IDASタイプV3色分解フィルター
 ステライメージ4にて画像処理
撮影場所 財部町白鹿岳
撮影者:隈元俊一(鹿児島天体写真協会)