IC2177 は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界、冬の天の川のほぼ中央にある散光星雲です。全体では「わし星雲」の愛称があります。2枚目の画像は、その頭部のクローズアップ撮影です。
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。
多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。
残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。
上田聰さんのコメントより
適合するフラットの調整がうまくいくようになり、色調豊富なプリントが可能になってきました。
撮影日時:2015.12.19 03時33分〜12時19分(10分露出 8枚コンポジット)
望遠鏡:13cm反射
カメラ:キャノン EOS6D ISO 1600
撮影地:鹿児島県霧島市牧園町 三体堂観測所
撮影者:上田 聰(鹿児島県天体写真協会)
上田聰さんのコメントより
わし星雲の頭の部分のクローズアップです。春の銀河撮影までの空いた時間に撮影しました。木枯らしがとてもきつい夜でした。
撮影日時:2015.1.19 20時35分〜21時40分(8分露出 8枚コンポジット)
望遠鏡:20cm反射
カメラ:キャノン EOS Kissx5 ISO 3200
撮影地:鹿児島県霧島市牧園町 三体堂観測所
撮影者:上田 聰(鹿児島県天体写真協会)
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