IC2177 わし星雲
IC2177 は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界付近にある散光星雲です。
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。
多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。
残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。
IC2177 は、その形から「わし星雲」とも呼ばれ、天文愛好家の間ではよく知られた天体です。
撮影日時:2010.1.16 21時58分〜 15分露出×5枚 コンポジット
望遠鏡:BORG77ED F4
赤道儀:EM200TEMMA2Jr
カメラ:Canon EOS40D(冷却)ISO 800
撮影地:鹿児島県佐多町
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)