接食とは、月が夜空を運行する過程で、背景の恒星と接触するように通過していく天文現象です。
この時、恒星が月の外周の山や谷を経過すると、恒星が明滅する様子を観察すること出来ます。
以下の写真と映像は、ふたご座にある 6.2等星 が接食を起こした時の記録です。
写真/2014.2.11 ZC1072星(6.2等)の接食
動画/2014.2.11 ZC1072星(6.2等)の接食
(クリックすると動画を開始します)
伊藤敏彦さんのコメントより
写真は、13:11-13:23(UT)=22:11-22:23(JST)の間、1分ごとの恒星を表示して
連続写真にしました。
10名を超える方の共同観測で、私の記録したビデオ(三重県四日市市にて撮影)では
8回の明滅を捉えることが出来ました。
撮影日時:2014年2月11日 22時11〜23分
望 遠 鏡:屈折 タカハシTSA102 + (x2 バロー)
ビ デ オ:WAT-100N
撮 影 地:三重県四日市市
撮 影:伊藤敏彦(三重県鈴鹿市)
以下は相馬充さん(国立天文台)による整約計算の結果です。 多数の観測者から得られた月の縁の形状は、図中の●印(潜入)と○印(出現)で示されています。 月周回衛星かぐや(日本/図中の黒線) や LRO(ルナ・リコネサンス・オービター/米国/図中の赤線) が測量して得た月面地形データから予想される月縁ととてもよく一致していることが分かります。
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Reduced by Mitsuru Soma (National Astronomical Observatory, Japan)
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