国際宇宙ステーションの光跡
国際宇宙ステーション(ISS)は、高度400kmの上空に建造中の有人施設で、巨大な人工衛星といってもよいでしょう。 日本もこの建設に参加しています。
ISSは、わずか90分で地球を周回していて、夕方や明け方に上空を飛ぶときには、太陽の照射をうけて明るく光ります。 日本の上空を飛ぶときには、数日間程度観察しやすい時期が続きますが、見えている時間は毎回数分程度です。

国際宇宙ステーション

森永成一さんのコメントより
今夜は南中した南十字γ星を撮影するために千貫平付近に出かけたのですが雲のため撮影できませんでした。 しかし, 同行した山田さんによるとその時間帯にISSが見られるとの情報があり, カメラをスタンバイしました。恒星像が悪化するのを覚悟の絞り開放です。 すると 予報通り0〜1等級の明るさで移動する姿をみることができました。 予報で前もって知っておくと楽しいものだと感じました。 今回も山田さんのおかげです。

2005年5月3日 20時57から89秒 露光 固定撮影
ペンタックス*istD ISO400 タムロン24mmf2.5開放
撮影地 鹿児島県指宿スカイライン千貫平付近
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)