2003年に大接近した火星が、再び地球に近づきます。 2003年程にはなりませんが、10月〜11月には太陽との距離の半分にまで近づきました。 これは準大接近といえるものです。最接近は 10月30日でしたが、この秋は観察しやすい時期です。
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イベント:2005.10.29〜11.13 火星観望会
解説:2005年の秋は火星の準大接近 −最接近は10月30日−
小石川正弘さんのコメントより
今朝の地震はちょっとびっくりしました。
その後、眠れなくなり、氷点下3度にもめげず
土星の撮像を行ってみました。
まあまあの条件でそれなりに写ってくれました。
また、昨晩の火星も送ります。
シルチス、ヘラス、子午線の湾などが見事ですね。
冬になると気流の悪さの閉口していますが
機会を逃さずに望遠鏡を向けています。
撮影日時:2005年12月16〜17日
撮影地:宮城県仙台市
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)
火星は徐々に遠ざかりつつありますが、夕空の高い空に望めますので、一般の方には観察しやすいでしょう。
松下 優さんのコメントより
寒くなってから、シーイングに恵まれませんでしたが、この日は
寒いわりにシーイングが良く、眼視でも模様がコントラスト良く
見えました。しかし、撮影した画像を処理してみるといまいちでした。
撮影時間:2005年10月20日 23h05m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
RRegistax3.0による 1203枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
松下 優さんのコメントより
黄雲が完全に晴れたのか、コントラストの良い模様が見られる
ようになりました。まだまだ観望好期です。
撮影時間:2005年11月13日 23h59m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
Registax3.0による 886枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
森永成一さんのコメントより
今回は私が2年半前のシステムと同じもので撮影した火星の写真を送ります。
みなさんの写真を見ていて送るのをためらっていましたが,今季唯一の写真として載せてもらえればと思います。
眼視のイメージにかなり近いと思います。
撮影時間:2005年11月12日 22h17m
望遠鏡:セレストロン28cmシュミットカセグレン,ビクセンLV10mm 280倍 コリメート撮影
カメラ:オリンパスキャメディア C-3030(330万画素)コンパクトデジタルカメラ
露出40分の1秒 2枚コンポジット トーンカーブ補正
撮影地:鹿児島市
撮影者: 森永成一(鹿児島県天文協会)
撮影日時:2005年11月1〜7日
使用機材:26cm 反射望遠鏡 XP14mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ
撮影地:宮城県仙台市
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)
松下 優さんのコメントより
今季最高のシーイングで、いつもより長めに撮影して、コンポジット
枚数を増やしたら、細かい模様が浮かびました。砂嵐の影響なのか
眼視ではいまいち模様がはっきり見えません。
撮影時間:2005年11月04日 23h31m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
RRegistax3.0による 1756枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
最接近日は過ぎましたが、視直径はまだ 20秒角を越えていて最接近の時期は続きます。
撮影時間:2005年11月2日22h56m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
Registax3.0による 1205枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
計算上の最接近は3日後ですが、視直径はすでに 20秒角を越えていて最接近の時期です。 11月上旬までは、20秒角を越える視直径の火星を楽しめます。
松下 優さんのコメントより
最接近間近で今期最高のシーイングに恵まれ、また光軸を再調整して撮影に望みました。
心配していたダストストームも収束したようで、太陽湖が良く見えていました。
撮影時間:2005年10月27日23h28m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
Registax3.0による 465枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
もう最接近の時期といってよい火星の姿です。日没後1時間ほどで東の空から昇り、他の星々を圧倒するように輝いています。 遅い時間の方が火星の高度も高くなり、観察しやすくなります。 写真の中央は"シレーネスの海","キンメリウムの海" の付近です。
明け方には土星も観察しやすくなってきました。その素晴らしい画像もお送りくださいましたので紹介いたします。
土星の宇宙館での観察は、来年2月頃からとなります。
小石川正弘さんのコメントより
今朝、霧の晴れ間より二つの惑星観測することができました。
その画像を送ります。
撮影日時:2005年10月21日 (画像に記されている時刻は世界時です)
使用機材:26cm 反射望遠鏡 XP14mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ
撮影地:宮城県仙台市
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)
火星面で最も人気の高い"大シルチス"付近の火星面です。下の松下さんの撮影時刻から2時間でこれだけ
自転します。火星の自転は地球のそれに近い 24時間37分(対恒星)です。このため、毎日同じ時刻にはほぼ同じ火星面が見え、
日を追うごとに少しづつ向きを変えて行きます。
惑星面の撮影に評価の高いカメラを採用しての撮影です。
小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。
今シーズン最良の火星象を得ることができました。
撮影日時:2005年10月13日 02h42m50s
使用機材:26cm 反射望遠鏡 XP14mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ
撮影地:宮城県仙台市
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)
2005.10.13 最接近17日前の 火 星
10月13日 0h44m の撮影ですから、実質的には 12日の深夜の火星です。
写真の中心付近は、"キンメリウムの海"から"小シルチス"の付近です。火星の右端には"大シルチス"が見えています。
約2時間後に撮影されたものが、この上の小石川さんの画像です。2時間の火星の自転の様子が分かります。
松下 優さんのコメントより
関東地方は、秋というのにぐずついた天気が続き、ようやくスカッとした秋の空になりました。
しかし、シーイングはいまいちで、コンポジット枚数を稼げませんでした。南極冠はほとんど消えてなくなり、北極の雲は未だに残っています。
撮影時間:2005年10月13日00h44m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
Registax3.0による 408枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
最接近も間近となりました。衝(しょう:太陽と反対側の位置)に近づくにつれて全面が太陽に照らされて見えるようになります。 火星にとっては、盛夏の季節となり南極の氷(南極冠)も随分と小さくなっています。 写真は、火星の表面で最も目立つ "大シルチス" の付近です。
松下 優さんのコメントより
関東では久しぶりのきれいな星空で、シーイングも天頂付近ではまずまずでした。模様もコントラスト良くはっきりと見えました。
最接近1ヶ月前後はいろんな火星面を見ることができ観望好期です。
撮影時間:2005年10月7日00h26m
望遠鏡:セレストロンC8+2.4倍バロー
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000による拡大撮影
Registax3.0による1207枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)
火星が衝の時期に近づき、21時頃には東の空に見えるようになってきました。 お送りいただきました写真は、エリュトウラエムの海からアキダリウムの海の付近です。 上端(南極付近)には、小さな極冠が見えています。
小石川正弘さんのコメントより
火星観測で頭がボケボケです。ずいぶんでかくなって来ました。未明には土星も見えてきました。
火星接近に備えて高級カメラを導入します。そして、新天文台での観測はデジタルが主体となります。
撮影日時:2005年9月29日 00h52m
使用機材:26cm 反射望遠鏡拡大撮影 ToUcam pro ウエブカメラ
撮影地:宮城県仙台市
撮影者: 小石川正弘 (仙台市天文台)
まだ遠くにある火星です。これから徐々に地球に接近して行きます。 この時期は、太陽が斜め方向から照らすために、半月をちょっと太らせたような形に見えています。 写真は、「太陽の湖」と呼ばれる付近です。
松下 優さんのコメントより
久しぶりの快晴の中、徐々に大きくなりつつある火星を狙いました。
2年ぶりのご対面ですが、進化した処理ソフトのおかげで20cmでも
かなり詳細に捉えることが可能になりました。
これからが楽しみです。
撮影時間:2005年8月20日02h18m
望遠鏡:セレストロンC8
赤道儀:EM-200B
カメラ:Logitech QcamPro4000
PENTAX XP-14による拡大撮影
Registax3.0による326枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)