ぎょしゃ座の中心部には、肉眼では見えないものの散光星雲が入り乱れています。
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。
多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。
残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。
中央の丸い星雲は IC410 で、右側の IC405 は、その形から「まが玉星雲」の愛称があります。
上田聰さんのコメントより
ぼんやりした空の状態での撮影でした。気温も高かったのでメリハリのない画像となってしまいましたがフラットはかなり適合していると思います。
撮影日時:2015.12.30 20時00分〜22時01分(10分露出 12枚コンポジット)
望遠鏡:13cm反射
カメラ:キャノン EOS6D ISO 1600
撮影地:鹿児島県霧島市牧園町 三体堂観測所
撮影者:上田 聰(鹿児島県天体写真協会)
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