マックホルツ彗星(C/2004Q2 Machholz)は、米国カリフォルニア州在住ベテラン彗星捜索家のマックホルツ氏
(Machholz, D.E.)が 2004年8月27日に発見した新彗星です。
2005年初めには地球に接近して、予報よりも明るい3等級台まで明るくなっています。
空の暗いところなら肉眼でもその姿が分かります。
現在は、日本でも観察しやすい位置にありますので、この機会に是非観察してみてください。
2004年10月〜12月 C/2004Q2 マックホルツ彗星(1)
2005年1月〜 C/2004Q2 マックホルツ彗星(2)
ニュース/ 年末年始に明るくなるマックホルツ彗星
田名瀬良一さんのコメントより
紅白も見ずに冷却CCDでマックホルツ彗星を撮影しました。
右の方に伸びているのはイオンテイルと思われます。左上の方にはダストテイルと
思われる尾がぼんやりと伸びています。イオンテイルとダストテイルの伸びる方向が
これほど異なって見える彗星も珍しい・・・。
朝から雪が降っていたので31日の撮影はほとんど諦めかけていたのですが、夕方頃
から晴れ間が見える様になってきたので、あわてて機材をセットしてシャッターチャンスを
待ちました。結果、20時頃には低空以外ほぼ快晴状態になり、夢中で撮影しました。
21時過ぎに月が昇ってきたのであまり枚数を稼げませんでした。
撮影日時:2004年12月31日 20h32m-20h55m
望遠レンズ・・・・・・・SIGMA APO 300mm F2.8 EX HSM
(絞りをF2.8→F4.0に絞る)
冷却CCDカメラ・・・MUTOH CV−04(Eチップ換装品)
干渉フィルター・・・・光映舎 LRGBスライドフィルター(TYPE3)
赤動儀・・・・・・・・・・タカハシ EM−200 Temma2
「撮影方法」 望遠レンズ+冷却CCDカメラにて、
L画像 120秒露光を5枚撮影
R画像 100秒露光を1枚撮影
G画像 140秒露光を1枚撮影
B画像 200秒露光を1枚撮影
「画像処理ソフト」 ステライメージ4(ダーク補正、LRGB合成等)
ペイントショッププロ Ver7(トリミング、シャープネス処理)
(画像をトリミングしてあるので写野は元画像より狭くなっています)
「撮影場所」 三重県伊賀市西湯舟
撮影者:田名瀬良一(三重県伊賀市)
松下優さんのコメントより
空の暗いところなら肉眼でも確認できます。眼視では短いダストの尾がなんとなく
分かります。フレーミングを誤り、イオンの尾がちょっとしか写っていません。
撮影日時:2004年12月30日 19h59m-20h11m
カメラ:EOS Kiss Digital
レンズ:BORG125mmF2.8ED
赤道儀:タカハシ90S
露出:2分×6枚
WB:オート、ISO:800
撮影地:茨城県北茨城市大津町
撮影者:松下 優(鹿児島天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
昨夜マックホルツ撮ってきたので送ります。
今回はR200SSを使って尾の移動していく様子を捉えてみました。
2時間半で尾が後方へ移動していく様子がわかります。
撮影日時:2004年12月15日 22h00m〜,22h40m〜,24h36m〜,26h40m〜
撮影地:鹿児島県頴娃町
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
昨夜(13日)は双子座流星群を眺めながらの撮影でした。
マックホルツ彗星は5等ぐらいで、昨夜初めて肉眼で確認できました。
撮影日時:2004年12月11日 21h18m〜 ,12月13日 21h41m〜
撮影地:財部町(11日),頴娃町(12日)
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)
2004年12月10日のマックホルツ彗星
佐伯和久さんのコメントより
夕方には南東の空に昇ってきて真夜中に南中と、
とても見やすい時間帯に観察できます。
現在、オリオン座の下のうさぎ座にいます。
光度は約5等と肉眼では厳しいですが、
双眼鏡があると存在は楽にわかります。
撮影日時:2004年10月10日
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)
2004年12月10日のマックホルツ彗星
森永成一さんのコメントより
彗星撮影にいつも使っているレンズとカメラの組み合わせです。
エンケ彗星やリニア彗星等と見比べながら尾に特徴があるなあと思うことでした。
7×42の双眼鏡では尾は確認できませんでした。
撮影日時:2004年12月10日 22h28m 123秒露出
カメラ:ペンタックスistD ISO800
レンズ:タムロン300mmf2.8 開放
撮影地:開聞岳山麓
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)
松下優さんのコメントより
台風一過(?)のような澄んだ星空での撮影でした。5cmの双眼鏡でも容易に確認できました。
ダストの尾とイオンの尾が90度以上向きが違っているのが分かります。
今後、さらに明るくなって期待できそうです。
撮影日時:2004年12月 5日 23h50m-58m
カメラ:EOS Kiss Digital
レンズ:PENTAX67 M★300mmF4ED
露出:4分×3枚
WB:オート、ISO:800
レベル調整およびトーンカーブ調整
撮影地:茨城県取手市(小貝川河川敷)
撮影者:松下 優(鹿児島天体写真協会)
松下優さんのコメントより
初冬の澄んだ空気なら低空の彗星を見ることができました。
空の暗いところなら5cmの双眼鏡でも確認できるでしょう。
撮影日時:2004年12月 3日 23h27m-40m
カメラ:EOS Kiss Digital
レンズ:PENTAX67 M★300mmF4ED
露出:90秒×6枚
WB:オート、ISO:800
レベル調整およびトーンカーブ調整
撮影地:茨城県取手市(小貝川河川敷)
撮影者:松下 優(鹿児島天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
約1ヶ月ぶりに撮影しました。前回よりも明るく見やすくなっています。
光度は6等後半〜7等前半と思います。
現在オリオン・うさぎ座の南にあるはと座にあります。
22時前に南東の空に昇り、双眼鏡や望遠鏡を使って一晩中見ることができます。
撮影日時:2004年10月12日 23h56m
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
年末から来年初めにかけて、4等級ほどまで明るくなる
と予想されている彗星です。太陽にそれほど近づきませんので
長い尻尾は期待できませんが、冬の星座の間を移動していく姿が
双眼鏡などで楽しめそうです。
撮影日時:2004年10月17日 02h14m
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
昨日撮影に行って、マックホルツ彗星撮ってきました。
月があったのですが、尻尾など思ったより写りました。
撮影日時:2004年10月07日 01h50m
望遠鏡:BORG76ED+レデューサー (390mm) / ビクセン Newアトラクス赤道儀
CCDカメラ:BITRAN BJ-40C / 10分露出 ×2コマ
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)