本年のペルセウス座流星群に際して、この月面衝突発光現象が観測されるかもしれないと、
柳澤正久さん(電通大)、大西浩次さん(長野高専)らにより、全国的に観測の呼びかけが成されました。
そしてこの観測に、愛知県立一宮高等学校地学部(於:長野県小川村天文台)、藪保男さん、井田三良さん(於:ダイニックアストロパーク天究館)、
安達誠さん、石田正行さん、(藪,井田,安達,石田 の四氏はいずれも滋賀県)らが見事に成功しました。
第1発見者は一宮高校地学部でした。
それぞれ、異なる観測地から、いずれも、同じ月面の位置に同時に発光を記録していますので、確実に月面で起きたものです。
これは、しし座流星群以外では世界初の、極めて貴重な観測成果です。
石田正行さんから、この貴重な映像の中から、現象の瞬間を切り出した画像をお送りくださいました。
<関連のサイト>
柳澤研究室/月面衝突発光
ペルセウス流星群による月面発光
石田正行さんのコメントより
愛知県立一宮高等学校地学部、県内では藪保男氏、井田三良氏、
安達 誠氏が観測を成功されています。情報が入るまでは、確認で
きませんでした。
正直、VTRで、発光に気付いた人は本当にすごいと思います。
現象日時:2004年8月12日 03時28分
観測地 :滋賀県守山市
135°56′ 46.7 E 35°05′12.8N 標高85.0m
観測機材:反射望遠鏡 D160mm FL1000mm (高橋MT160) / WAT100直焦
時刻保持の方法:GHS時計+TIVIにより録画およびGHS時計録音
撮影者: 石田正行
※ このページの掲載に当たりましては、柳澤正久さま(電通大)にも情報をご提供頂きました。この場をかりまして御礼申し上げます。