北アメリカ星雲 (NGC7000)
はくちょう座の一等星デネブのすぐ近くにある大型の散光星雲です。
散光星雲とは、宇宙に漂う星間ガスが光って見えている天体です。
多くの散光星雲は、このように独特の赤い色をしていますが、これは、水素原子が励起して発する色です。
残念ながら人間の眼には感じにくい波長のため、よほど明るい散光星雲でないと直接見ることは困難です。
左側の星雲は北アメリカ大陸に、右側の一回り小さい星雲は鳥のペリカンに似ていることから「北アメリカ星雲」「ペリカン星雲」
の愛称があります。
この領域は、夏のあまのがわの中にあるために、微光星がとてもにぎやかです。
冨満和広さんのコメントより
以前撮った冷却CCDのHα画像とデジカメの画像を合成しました。
撮影日:Lは2008年11月13日 RGBは2009年6月20日0:00〜
カメラ:SeoCooledX2LT ISO800 10min×7 LPS-P2使用
望遠鏡:
L : EF200F2.8L 絞り開放 Atik16HR AstronomikHα 600sec×8
RGB:BORG45ED2
撮影地:紫尾山
撮影者:冨満和広(鹿児島県天体写真協会)
佐伯和久さんのコメントより
久しぶりに撮影に行ってきました。
4時前には夜が明け始めるので、撮影できたのは2天体のみでした。
今回ははじめてモザイク撮影をしてみました。
撮影日:2009年5月23日 01:21〜 10分露出×4枚, 02:10〜 10分× 4枚
カメラ:EOS KISS DX (ISO800)
望遠鏡:ボーグ77ED (F4)
撮影地:鹿児島県志布志市
撮影者:佐伯和久(鹿児島県天体写真協会)