皆既日食は月が太陽を完全に覆い隠す現象です。
2002年10月4日 南オーストラリアの小さな町セデューナで皆既日食を観測された西尾英一郎さんから、
すばらしい写真をお送りいただきました。ビデオ映像から切り出された連続写真です。
皆既の直前と直後の光景は、月の山の谷間からわずかに見える太陽の光球の姿をダイヤに見立て、
「ダイヤモンドリング」とも呼ばれます。また、皆既中の太陽の周囲に見える赤く薄い層は、
「彩層」と呼ばれる太陽の大気層です。彩層の特に光って見える部分は、プロミネンス(紅炎)
が写っているものと思われます。
西尾英一郎さんのコメントより
帰国後は旅の疲れを癒す間もなく、たまった仕事と連日の忘年会に追われ、あっという間の
日々でした。
私も、ビデオの中から一部の画面を取り出してみましたので、お送りいたします。
解像度は良くないのですが、動画で見ると感動もまた違います。
2002.12.04
撮影地:南オーストラリア州 CEDUNA
撮影者:西尾英一郎(長崎県大瀬戸町)