ハートレイ彗星は。1985年6月4日 オーストラリアのサイディングスプリング天文台の天文学者 マーカム・ハートレイ(Malcolm Hartley)が発見した周期彗星(103P/Hartley2)です。
周期彗星とは比較的短い(概ね 200年以下)周期で太陽に接近する彗星のことをいいます。この 103P/Hartley2 は 6.5年の公転周期をもち、発見以来今回が4回目の回帰となります。
今回の回帰は、地球に 1800万km(0.12天文単位) とかなり接近するために明るくなることが予想され注目されています。
最接近は、10月21日 でこの頃の明るさは、およそ4〜5等と予想されます。この明るさだと双眼鏡を使えば存在を認められると思われます。
ただし、最接近の頃は満月の頃で月明かりが邪魔をしますので、おおむね 10月15日頃までが観察の好期となることでしょう。
関連のリンク
国立天文台「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」
アストロアーツ「特集/ハートレイ彗星」
撮影日時:2010.12.02 01h33m 露出180秒 5枚コンポジット
レンズ:PENTAX67M★300mmF4ED[IF]
赤道義:タカハシEM-10
カメラ:CanonEOS40D(無改造)ISO800
撮影地:新潟県新発田市
撮 影 者:松下優(鹿児島県天体写真協会)
撮影日時:2010.11.7 02h26m 露出180秒 8枚コンポジット(彗星核基準)
撮影日時:2010.11.5 05h28m 露出1分×2コマ
撮影日時:2010.10.10 (下)22h52m〜
撮影日時:2010.10.7 23h53m 露出120秒
撮影日時:2010年10月7日午後11時22分〜午後11時32分頃撮影(JST)
撮影日時:2010.10.6 22時58分〜 40秒露出
撮影日時:2010.10.6 20時26分〜 3分露出×12枚コンポジット(彗星核基準) トリミング
撮影日時:2010年10月5日午後11時21分〜2010年10月6日午前0時01分頃撮影 (JST)
松下優さんのコメントより
ファインダーで確認できるほど明るくなっています。
画像ではうっすらと尾も確認できます。まだまだ楽しめそうです。
望遠鏡:タカハシε-160
赤道義:タカハシNJP
カメラ:CanonEOS40D(無改造)ISO800
撮影地:新潟県村上市天蓋高原
撮 影 者:松下優(鹿児島県天体写真協会)
望 遠 鏡:ビクセンR200SS
カ メ ラ:CanonEOS7D
撮 影 地:鹿屋市
撮 影 者:佐伯和久(鹿児島県天体写真協会)
二重星団とともに
22h08m〜 135mm F2.8 露出120秒 彗星ガイド ISO800
尾がわずかに分かる?
22h52m〜 300mm F2.8 露出150秒 彗星ガイド ISO800
森永成一さんのコメントより
昨夜 (10月10日) は天文協会の3名で撮影会でした。
撮影場所はいつもの千貫平付近です。
アケルナルも見えていました。
撮 影 地:南九州市千貫平付近
撮 影 者:森永成一(鹿児島県天文協会)
松下優さんのコメントより
翌日の天気を勘案して、最接近の前日に撮影に行きました。
雲が通過する中での撮影だったので苦労しました。
中央集光が弱く、拡散状のため7倍50mmの双眼鏡でなんとか
確認できる程度の明るさです。
望 遠 鏡:タカハシFS-60C(フラットナー使用355mm)
赤 道 儀:タカハシEM-10(AGS-1X)
カ メ ラ:CanonEOS40D(ISO1600)
撮 影 地:新潟県胎内スキー場
撮 影 者:松下優(鹿児島県天体写真協会)
田名瀬良一さんのコメントより
ペルセウス座の二重星団に接近しつつある103P/ハートレイ第2彗星を撮影しました。
二重星団を点像で描写する為、恒星位置基準でコンポジットしてあります。
その為、彗星の像が(10分間に移動した分だけ)伸びて写っていますのでご注意下さい。
103P/ハートレイ第2彗星は、10月8日から9日にかけての晩に最も二重星団に接近しますが、
残念ながら、やはり悪天候となってしまいました。
望遠鏡:タカハシε180ED(口径:180mm、F値:F2.8、焦点距離500mm)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤 道 儀:タカハシ EM200 Temma2
撮影条件: 60秒露光10枚撮影、画質:RAW、感度:ISO2000、WB:AUTO
StellaImage Ver6、RAP 2.0.1にて画像処理
(恒星位置を基準に加算平均)
(画像はトリミングしてあります)
撮影場所:三重県伊賀市西湯舟
撮影者:田名瀬良一(三重県伊賀市)
中村憲志さんのコメントより
久しぶりに彗星の写真を撮ってみました。
眼視では暗くて、確認できませんでしたが、
写真を撮ってみると写ってましたので、ご笑納ください。
何枚か撮影して合成してみようと思いましたが
動きが結構早く、うまくいかなかったので、
感度を上げて1枚で勝負してみました(笑)
望 遠 鏡:Mead LX 200(25cm)
カメラ:Canon EOS50D ISO2000
撮影地:鹿児島県薩摩川内市中郷
撮影者:中村憲志(薩摩川内市)
隈元俊一さんのコメントより
300mm程度では大きく写せませんでした。移動が早く,3分露出でも核が少し伸びてしまいました。
鏡 筒 : BORG77ED F4
カメラ:Canon EOS40D(冷却) ISO400
赤道儀:EM200TEMMA2Jr
撮影地:鹿児島県志布志市有明町野方
撮影者:隈元俊一(鹿児島県天体写真協会)
田名瀬良一さんのコメントより
忙しくてなかな撮影できなかったのですが、ようやく103P/Hartley彗星を撮影しました。
地球に近くてコマが拡散して見える為なのか、予報光度よりもかなり暗く感じます。
尾の方もあまり伸びておらず、今のところあまり派手な姿ではありません。
3年前の17Pホームズ彗星の様に、急激に大増光してくれないものでしょうか?
望遠鏡:ORIONニュートン反射 25cm F4.8(公称焦点距離1181mm)に、
テレビュー パラコア(撮影用)を装着(合成焦点距離1358mm、合成F値:F5.4)
デジタル一眼レフカメラ:Nikon D700
赤 道 儀:タカハシ EM200 Temma2
撮影条件: 感度:ISO2000、WB:AUTO、画質:RAW、120秒露光で20枚撮影、
RAP Ver2.0.1、StellaImage Ver6にて画像処理
(核の位置を基準に20枚加算平均、画像はトリミングしてあります)
撮影場所:三重県伊賀市西湯舟
撮影者:田名瀬良一(三重県伊賀市)
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