今世紀最大の彗星になるか?アイソン彗星
中村祐二さんのコメントより
昨年9月21日に約19等の明るさで発見されたC/2012 S1(ISON)彗星です。
今年の11月には肉眼で見られるようになり、11月28日(世界時)に太陽に大接近して、
金星を凌ぐ明るさになり、12月には今世紀最大の彗星になるのではと期待されています。
その根拠は、同彗星が現在、太陽から5天文単位(太陽と木星の距離に等しい)
という遠方にあるにもかかわらず約16等という明るさで見えていることです。
さらに興味深いことは、同彗の軌道が1680年に出現した史上最大の彗星として知られる
キルヒ彗星C/1680 V1(Kirch)と酷似していることです。
(以下は私の想像ですが)軌道の酷似は偶然ではなく、太古の昔に太陽に大接近した彗星の核が
いくつかに分裂して、1680年と2013年という333年の時を隔てて帰って来たものと思われます。
気の早い話ですが、将来アイソン彗星に続く(過去に分裂した核の)彗星が次々とやって来るかも知れません。
撮影時刻:2013年1月5日20時49分50秒〜露出30秒で11フレーム撮影
機 材:36センチF8反射直焦点+CCDカメラ(冷却温度-10℃)
写野の広さ20′×20′ 上が北
処 理:露出30秒×11フレームコンポジット、ダーク補正、明るさとコントラストを調整
撮影地 :三重県亀山市
撮影者 :中村祐二(三重県亀山市)
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