2004年10月〜12月 C/2004Q2 マックホルツ彗星（１） 2005年1月〜 C/2004Q2 マックホルツ彗星（２）
ニュース／ 年末年始に明るくなるマックホルツ彗星
マックホルツ彗星(C/2004Q2 Machholz)は、米国カリフォルニア州在住ベテラン彗星捜索家のマックホルツ氏
(Machholz, D.E.)が 2004年8月27日に発見した新彗星です。
2005年初めには地球に接近して、予報よりも明るい３等級台まで明るくなっています。
空の暗いところなら肉眼でもその姿が分かります。
現在は、日本でも観察しやすい位置にありますので、この機会に是非観察してみてください。
佐伯和久さんのコメントより
２ヶ月ぶりにマックホルツ彗星を撮ってみました。
ずいぶん暗くなりましたが、まだ尾が写っています。
現在北極星の近くにあり、双眼鏡等を使えば一晩中観測できます。
撮影日時：2005年3月19日 02h57m〜
機材： BORG76ED（390mm）＋ ニコンD70（ISO1600）
５分露出した画像を３枚コンポジット
撮影者：佐伯和久（鹿児島天体写真協会）
松下優さんのコメントより
高度が低くなってからの撮影でしたが、寒気が入った澄んだ空のため、双眼鏡でも容易に確認できました。
小さくなりましたが、まだまだよく写ります。ダストテイルがやや大きくなってきた感じです。
撮影日時：2005年2月12日 02h54m-03h04m
カメラ：EOS Kiss Digital
レンズ：タカハシFS-60C+純正レデューサー（F4.4）
赤道儀：スカイメモQ
露出：120秒×5枚
ＷＢ：太陽、ISO：1600
画像処理：ダーク減算、レベル調整他
撮影地：茨城県北茨城市
撮影者：松下 優（鹿児島天体写真協会）
すばるに接近するマックホルツ彗星（C／2004 Q2）
田名瀬良一さんのコメントより
ＮｉｋｏｎのＤ７０と、ＥＤスーパーレデューサーＤＧ／Ｆ４を装着したＢＯＲＧ７６ＥＤで
マックホルツ彗星（C／2004 Q2）を撮影しました。
本日、すばるに再接近するということで、すばるを同一写野内に収める
構図で撮影しました。
１月８日現在、肉眼でもはっきりとその位置を確認することができるほど
明るくなっています（およそ３等級といったところでしょうか）。
天体望遠鏡で観望したところ、エメラルド色をしていることがはっきりと
感じ取れました。
撮影日時：2005年1月8日 21h34m-21h44m
望遠鏡・・・・・・・・BORG７６EDに、ＥＤスーパーレデューサ
ＤＧ／Ｆ４を装着（焦点距離３０８ｍｍ、F４．０）
デジタルカメラ・・・・Ｎｉｋｏｎ Ｄ７０
赤動儀・・・・・・・・タカハシ ＥＭ−２００ Ｔｅｍｍａ２
「撮影方法」
・ＢＯＲＧ７６ＥＤ（３０８mm、F４．０）直焦点＋Ｄ７０にて、１０分間露光
（ＩＳＯ：１０００、ホワイトバランス：ＡＵＴＯ、ＲＡＷ画像にて記録）
・赤道儀にてノータッチガイド撮影
「画像処理ソフト」
・ステライメージ４（レベル調整、周辺減光補正等）
「撮影場所」 三重県伊賀市西湯舟
撮影者：田名瀬良一（三重県伊賀市）
佐伯和久さんのコメントより
３等台と肉眼でも楽に見え、双眼鏡で見るとイオンの尾が
すばるの近くまで伸びている様子がわかりました。
撮影日時：2005年1月7日 23h02m〜
撮影者：佐伯和久（鹿児島天体写真協会）
松下優さんのコメントより
肉眼でもかすかにわかるほど明るくなってます。すばるとの競演、なかなか良い光景です。
都会の近くでノーフィルターではこの程度が限度です。イオンテイルが細くなったような気がします。
別のレンズで撮影しよと思ったら、雲が流れてきてこの日の撮影は終了でした。
撮影日時：2005年1月7日 21h44m-47m
カメラ：EOS Kiss Digital
レンズ：タカハシFS-60C+純正レデューサー（F4.4）
赤道儀：タカハシ90S
露出：90秒×3枚
ＷＢ：オート、ISO：1600
画像処理：ダーク減算、レベル調整他
撮影地：茨城県取手市
撮影者：松下 優（鹿児島天体写真協会）
森永成一さんのコメントより
気温１℃で寒かったので, 強風を避けることのできる駐車場で撮影しました。
彗星は, 肉眼でもはっきりと分かる明るさです。
撮影してみると, 視野いっぱいにイオンテイルが写り, 慌てて構図を変えました。
８日のすばるとの接近が楽しみです。
撮影日時：2005年1月5日 00h21m(3分露出),00h25m(3分露出)
カメラ：＊istD ISO800
レンズ：タムロン300mmf2.8開放
撮影地：指宿スカイライン千貫平付近
撮影者：森永成一（鹿児島県天文協会）
松下優さんのコメントより
首都圏に近いところでも、双眼鏡で容易に確認できます。
イオンテイル、ダストテイルともに淡いため、空の明るいところでは
光害カットフィルターを付けて、かなり強調処理しないと写りません。
撮影日時：2005年1月2日 21h00m-21h20m
カメラ：EOS Kiss Digital
レンズ：BORG125mmF2.8ED（NRF-JPNフィルター)
赤道儀：タカハシ90S
露出：90秒×8枚
ＷＢ：オート、ISO：800
撮影地：茨城県守谷市
撮影者：松下 優（鹿児島天体写真協会）