干潟星雲を通過するケレス
いて座にあるM8散光星雲は、その形から「干潟(ラグーン)星雲」とも呼ばれ親しまれています。 肉眼でも存在の分かる大型で明るい天体です。また、ケレス((1)Ceres)は直径930kmの火星と木星の間を周回する天体です。 かつては小惑星に分類されていましたが、 2006年の国際会議で冥王星等とともに準惑星に再分類されました。 そのケレスがたまたま干潟星雲を通過しました。
M8の北にある小さな赤い散光星雲はM20で、暗黒帯が中央部を切り裂いているため、「三裂星雲」の愛称があります。

干潟星雲を通過するケレス

松下優さんのコメントより
自宅のベランダからの撮影です。 ここ数日良い天気が続き、透明度もいいのでテストにはもってこいです。
新型フィルターと新機材の組み合わせで撮りましたが、このフィルターは 青は若干カットしてしまうようで、M20の青がほとんど出ません。 ちょうど干潟星雲を準惑星セレスが通過しているときでした。

撮影日時:2010.6.2 23h45m-24h18m
望遠鏡:WiliiamOptics Ferrari ZenithStar Racing Ed.(66mmF5.9SD)
赤道儀:タカハシEM-10(AGS-1X)
カメラ:Canon EOSKissX(SEO-SP1) LPS-V4フィルター使用
露出:5分×4枚(ISO800)
撮影地:新潟市
撮影者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



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