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2004.3.3 熊本県議会が光害防止の条例を可決


3月3日、熊本県議会は「光害の防止に関する条例(熊本県生活環境の保全等に関する条例の一部改正案)」を可決しました。

不適切な照明が、星空や生態系に与える悪影響は"光害(ひかりがい)"と呼ばれます。 熊本県が可決した条例は、光害が及ぼす、(1) 動植物や農作物への悪影響 (2) 天体観測への悪影響 (3) 交通機関への悪影響 を防止するために、屋外照明設備の設置者の責務と公共の場所の管理者の責務を 定めたものです。特に、遊戯施設などに見られる サーチライト、レーザー類の特定の対象物を照射しない投光器の使用を禁止しています。
条例の施行は、本年10月1日です。

国内において、光害に対する条例が制定されたのは、岡山県美星町が 最初です。 1998年3月には当時の環境庁により、 「光害対策ガイドライン」がまとめられました。
同種の条例は、熊本県内では 2002年6月に熊本県上益城郡清和村 にて可決し施行されています。 そしてこのほどの熊本県のものは、都道府県レベルでは 岡山県佐賀県 に続き全国で3例目となりました。これら3県の条例ではいずれも、投光器の違反に対して、知事による使用停止命令の権限と、命令に従わない場合には5万円以下の罰金という罰則が 設けられています。

同県内で光害に対する提言を続けてきた艶島敬昭(NPO法人 熊本県民天文台台長)さんは、 「"星空の見えるまちづくり" という考えで、自発的で積極的な光害対策が少しでも広がるよう期待しています。」 と語っておられます。今後も美しい星空を守るための声が、多くの方々の共通の願いとなりますよう期待します。


■ 関連のサイト ■
熊本県民天文台 / 星空の見えるまちづくり
環境省 大気環境 / 光害対策ガイドライン


■ 関連のニュース ■
2002.10.10 10月4日 佐賀県議会が光害防止の条例を可決
2002.06.21 九州初。熊本県清和村が光害に関する条例を可決
1999.01.10 「光害対策ガイドライン」が一般の方も入手できます

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