C/2007N3 ルーリン彗星

2007年7月11日 台湾の鹿林(ルーリン)天文台の41cm望遠鏡で発見された新彗星(C/2007N3 Lulin)です。 これから太陽,地球との位置関係が良くなり、2009年2月下旬には6等級まで明るくなりました。これは双眼鏡でも楽に見える明るさです。 この頃になると、肉眼でも分かるようになる可能性があります。
地球にもっとも近づくのは 2月24日で、以降は宇宙館の開館時間でも東の空に観察できるようになりました。

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C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
最接近を過ぎて小さくなりましたが、尾はしっかり写ります。もう少し楽しめそうです。

撮影データ
撮影時刻:2009.03.20 20h09m 露出5分
カ メ ラ:CanonEOS40D(Normal) ISO800
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3)
赤道儀:タカハシ90S
撮 影 地:茨城県北茨城市関本町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
最接近後、あまり変わり映えしないようですが、ダストの尾が 濃くなってきたような気がします。

撮影データ
撮影時刻:2009.03.01 00h32m 露出3分
カ メ ラ:EOS KissX(SEO-SP1) LPS-P2フィルター使用
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3) ISO800
赤道儀:タカハシEM-10B
撮 影 地:宮城県七ヶ浜町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)


C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
つかの間の晴れを期待して、最接近のルーリン彗星と土星を一緒に納めました。 薄雲が多く、また彗星が西に傾き仙台の光害を受けて、露出を延ばせません でした。なんとか撮ったという感じです。これから早起きしなくても見ることが できるので寝不足解消できそうです。

撮影データ
撮影時刻:2009.02.24 04h02m 露出90秒
カ メ ラ:Canon EOS 40D(ノーマル)
望 遠 鏡:タカハシFS-60C+BORG×0.66レデューサー(F3.9)
赤道儀:タカハシEM-10
撮 影 地:宮城県七ヶ浜町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

吉見昭文さんのコメントより
土曜の夜も出かけました。寝不足で頭ががんがんしていましたが、いざ撮影に入ると絶好調でした。 前日にもまして核ガイドの調子が今ひとつでした。ただ、東側のダストテールだけでなく、 西側にかすかにイオンテールが写っているのがうれしくてたまりません。

撮影日時:2009.2.22 3時28分〜
露出:8分
カメラ:EOS KissDigitalX seo-sp2(ISO800)
望遠鏡:25cmF5反射 直焦
赤道儀:NJP(ST4にてオートガイド)
撮影地:鹿児島県霧島市
撮影者:吉見昭文(鹿児島県天体写真協会)


C/2007N3 ルーリン彗星

吉見昭文さんのコメントより
いや、移動が早いですね。 恒星に合わせてガイドしたのでは核が見事に 線状になりますので、彗星でオートガイドしましたが、 ST4(オートガイダー)が相当、苦労していました。
明るさはとても4等台とは思えませんが、M13とかと比べるとかなり明るく大きいですので、 黄砂の影響かも知れません。肉眼であそこにあると思って、双眼鏡で見ると確かにそこにありますので、 一応肉眼彗星かも知れませんが、心眼が必要です。

撮影日時:2009.2.21 5時4分〜
露出:8分
カメラ:EOS KissDigitalX seo-sp2(ISO800)
望遠鏡:25cmF5反射 直焦
赤道儀:NJP(ST4にてオートガイド)
撮影地:鹿児島県霧島市
撮影者:吉見昭文(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

森永成一さんのコメントより
今日送るのは金曜日深夜に撮影したものです。同日に撮影した天文協会の加覧さんの写真にも線状のものが写り込んでいました。 数枚のコマにいくつも写り込んでいるので, 何なのか論議したのですが結論は出ていません。

撮影データ
撮影時刻:2008.2.21 01時 9分 露出120秒
カメラ:ペンタックスistD ISO800設定, 300mm F2.8レンズ
撮影地:鹿児島市千貫平付近
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

彗星と地球の最接近は24日ですが、太陽に最も近づく近日点通過(1月11日)は過ぎていますので、もう最も明るい時期となりました。 彗星に異常がない限り、これから急激に明るくなることはないだろうと思われます。
予報よりやや暗めの6等級程度でしょうか。私には肉眼で見つけることはできませんでしたが、双眼鏡では立派な姿を見ることが出来ました。

撮影日時:2009年2月22日 00時16分 1分露出x10枚
望遠鏡 :20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ :Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark補正
撮影地 :鹿児島県薩摩川内市
撮影者 :早水 勉(せんだい宇宙館)



C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
強調処理するとイオンテールが意外と伸びています。 (アンチテールになるのかな?) 気温-6度。機材は霜で凍りつきました。 最接近は雲の向こうになりそうです。

撮影データ
撮影時刻:2009.02.22 01h41m 露出3分×4
カ メ ラ:EOS KissX(SEO-SP1)
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3) ISO800 ビクセンアトラクス
撮 影 地:宮城県東松島市
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)


C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
ずっと同じ光学系で撮影してきたので、成長ぶりがよく分かります。 まだ肉眼では見えないですが、小さな双眼鏡でも十分見える明るさ になってきました。

撮影データ
撮影時刻:2009.02.19 03h31m 露出3分×4
カ メ ラ:EOS KissX(SEO-SP1)
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3) ISO800 ビクセンアトラクス
撮 影 地:宮城県東松島市
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

田名瀬良一さんのコメントより
ここしばらくの間、月明かりや悪天候に阻まれてなかなか撮影できませんでした。 この日の晩もそれほど天気が良かった訳ではなく、頻繁に雲が流れてきて、 正直、撮影するかしないかでかなり悩みました (贅沢を言っているといつまで経っても撮影できませんので、 結局、撮影を強行した訳ですが・・・)
わずかな晴れ間を狙って撮影しましたが、前回1月29日よりもかなり明るく なっていた為、露光時間が短くても非常に良く写りました。 右上に長く伸びている尾はダストテイルです。

撮影データ
撮影時刻:2009.02.19 01h30m〜01h53m 露出60秒×22枚撮影
カ メ ラ:デジタル一眼レフカメラ:Nikon D3 感度:ISO1600、WB:AUTO、画質:14BIT RAW(ロスレス圧縮)
望 遠 鏡:タカハシ ε-180ED(口径:180mm、焦点距離:500mm、F値:F2.8)
赤 道 儀:タカハシ EM−200 Temma2
画像処理:RAP Ver2.0.1、ステライメージVer6にて画像処理(彗星核の位置でコンポジット) 撮影場所:三重県伊賀市西湯舟
撮影者:
田名瀬良一(三重県伊賀市)



C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
10日前に撮影した画像と比べても明らかに大きくなっています。 光害カットフィルターを入れたため、大事なイオンテールが写りませんでした。 これからが楽しみです。

撮影データ
撮影時刻:2009.02.05 04h10m 露出5分×6
カ メ ラ:EOS KissX(SEO-SP1)
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3) ISO1000 タカハシEM-10
撮 影 地:宮城県七ヶ浜町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

佐伯和久さんのコメントより
今朝は早起きしてルーリン彗星を撮ってきました。 1ヶ月でずいぶんと明るくなっていて、双眼鏡でも楽にわかりました。
分りづらいかもしれませんが、淡いながら画像上の方まで尾が伸びています。

撮影データ
日時:2009年2月1日 5時24分〜10分
機材:ボーグ77ED(F4)+冷却KISSDX(ISO 800)
撮影地:鹿児島県錦江町
撮影者:佐伯和久(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

森永成一さんのコメントより
彗星は7×42の双眼鏡でも確認できるほどに明るくなっていました。 いつもの300mmで撮影するとまずまずの大きさになってきています。 緑色の系外星雲のようでおもしろい形ですね。これからの変化が楽しみです

撮影データ
撮影時刻:2008.2.1 04時54分 露出150秒
カメラ:ペンタックスistD ISO800設定, 300mm F2.8レンズ
撮影地:指宿市開聞町
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

田名瀬良一さんのコメントより
やっとルーリン彗星を撮影することができました。
まだ東の空から昇ってくる時刻が遅く、撮影は日の出直前の時間帯と なります。今後は西へ向かって移動しますので、徐々に早い時間帯に 見ることができる様になります。 それにしても奇妙な尾の伸び方をしています。 まるで尾が彗星を貫いているかの様に見えます。

撮影データ
撮影時刻:2009.01.29 04h20m〜05h23m 露出180秒×20枚撮影
カ メ ラ:デジタル一眼レフカメラ:Nikon D3 感度:ISO1600、WB:AUTO、画質:14BIT RAW(ロスレス圧縮)
望 遠 鏡:タカハシ ε-180ED(口径:180mm、焦点距離:500mm、F値:F2.8)
赤 道 儀:タカハシ EM−200 Temma2
画像処理:RAP Ver2.0.1、ステライメージVer6にて画像処理(彗星核の位置でコンポジット) 撮影場所:三重県伊賀市西湯舟
撮影者:
田名瀬良一(三重県伊賀市)



C/2007N3 ルーリン彗星

松下優さんのコメントより
今年の初撮影です。位置さえ分かっていれば、7倍50mmの双眼鏡でも見つけることができます。 淡いイオンテイルが短く伸びていますが、ダストテイルははっきりしません。 これから明るくなるので楽しみです。

撮影データ
撮影時刻:2009.01.25 04h52m 露出3分×2
カ メ ラ:EOS40D(Normal)
望 遠 鏡:BORG125F2.8ED(F3.3) ISO1000 タカハシEM-10
撮 影 地:宮城県七ヶ浜町
撮 影 者:松下 優(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

佐伯和久さんのコメントより
来月明るくなると言われている鹿林彗星を撮ってきました。 画像下の方が太陽方向ですが、太陽方向にも尾が伸びてますね。

撮影データ
撮影地:鹿児島県南大隅町
撮影者:佐伯和久(鹿児島県天体写真協会)



C/2007N3 ルーリン彗星

森永成一さんのコメントより
今朝方「ルーリン彗星」を撮影してきました。 いつもの撮影機材である300mmではとても小さい像でしたが,短いながら尾も写りました。 眼視確認もその望遠レンズに26mmアイピースをつけて行いました。 場所が分かっていれば彗星とわかりますが,予想より淡く感じました。 低空でしたので指宿市の光害の影響もあるかもしれません。

撮影データ
撮影時刻:2008.1.3 05時35分 露出128秒
カメラ:ペンタックスistD ISO800設定, 300mm F2.8レンズ
撮影地:鹿児島市千貫平付近
撮影者:森永成一(鹿児島県天文協会)



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