天体観測ガイド


せんだい宇宙館で是非観察したい、月と4大惑星の解説です。
これらの天体は、年によって観察できる時期が異なりますので、是非ご確認のうえ上、ご来館ください。
これらの天体のほかにも、季節の星座や星雲星団などをお楽しみいただけます。

月の観察
月は、太陽とともに私たちに最も身近な天体です。月は地球の衛星で、地球の周りをおよそ1ケ月で周っています。 月の大きさは、地球のおよそ1/4程度の直径で、とても小さな天体です。
月の観察
月のクレーターや、「海」と呼ばれる平らな地形を観察しましょう。
観察の好期
上弦の前後が月のクレータを最も美しく観察できます。 満月の頃ももちろん観察できますが、陰影がほとんどつかないためクレーターの観察はしにくくなります。
下弦や新月の頃は、宇宙館の観察時間では月は昇っていないため観察できませんが、 月明かりのない闇夜ですから、星雲星団などの淡い天体の観察の好期です。
惑星の観察
惑星は、その名の通り星座の中を移動するため、観察できる時期が毎年異なります。
金星
地球と同じくらいの大きさの惑星で、地球に近いためたいへん明るく輝きます。 見える時期により、「宵の明星」「明けの明星」などと呼ばれます。公転の周期は225日ですが、 地球も公転しているため、地球に近づく周期(会合周期)は1年7ヶ月です。
火星
直径は地球の約半分です。地表が赤っぽい色のため、この名前があります。 公転の周期は1年10ヶ月ですが、地球も公転しているため、地球に近づく周期(会合周期)は2年2ヶ月です。
木星
直径は地球の11倍もある太陽系最大の惑星です。金星についで明るく輝いて見えます。 表面の縞模様や、木星を回る4つの衛星(ガリレオ衛星)が観察のポイントです。 公転の周期はおよそ12年で、ゆっくりと周っています。
土星
直径は地球の9.5倍もある惑星で、輪っかのある星として人気があります。輪の正体は、氷の粒の集まりとされています。 公転の周期はおよそ30年で、ゆっくりと周っています


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