2007.1.3 小惑星カリオペによる掩蔽の観測成果


 2007.1.3 01時04分頃 観測された小惑星カリオペ(22 Kalliope)による恒星食の結果です。
この現象は、IOTA(The International Occultation Timing Association) により予報されていた現象で、熊本市の影山和久さんにより食による減光が観測されました。 掩蔽された恒星は、ぎょしゃ座にある 10.9等星(TYC 2407-00054-1)です。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。影山さんの観測からは、推定直径 181kmの小惑星に対して 93.4km の小惑星の弦が求められました。
この小惑星は、2006年11月8日にも恒星食が観測されており、このときの観測からは 190 x 125km 程の楕円断面が得られています。

カリオペによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2007.1.5)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


影山和久さまによる変光曲線の解析データ

以下は、影山和久さん(熊本県熊本市)の撮影されたビデオを元に、Limovieで解析した食の瞬間の変光曲線です。 解析された影山さんのご厚意により掲載しております。
撮影には蓄積型のCCDカメラ(WAT-120N)を使用し、4フレームのスローシャッター設定とされています。

データ提供:影山和久さま(熊本県熊本市)




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