アイソン彗星(C/2012 S1) (更新:2013.11.23)
アイソン彗星(C/2012 S1)は、2012年9月21日 ロシアの研究機関(International Scientific Optical Network)に所属する研究者により、 口径40cm 望遠鏡により発見された新天体です。 アイソン彗星は、11月29日には太陽に最接近して、その前後に肉眼級の大彗星となる期待がありました。 しかしながら、太陽の最接近を乗り越えることが出来ず、11月29日に残念ながら崩壊してしまいました。

関連のサイト
  日本天文協議会アイソン彗星を見つけようキャンペーン
  国立天文台C/2012S1(ISON) アイソン彗星
  アストロアーツ2013年11月〜12月 アイソン彗星がやってくる

関連のページ
  11月中旬〜 アイソン彗星が明るくなる
  アイソン彗星観察会



11月23日 水星とアイソン彗星

森永成一さんのコメントより
近日点通過前のアイソン彗星撮影のラストチャンスと思い,いつもの千貫平付近へ出かけました。 水星に接近しているので135mmの写野にもはいりました。低空の薄明で尾はほとんど写りませんでした

撮影日時:2013年11月23日 5時38分 露出8秒
レ ン ズ: 焦点距離 135mmF2.8
カ メ ラ: ペンタックスK-5, ISO 1600
撮 影 地: 鹿児島市千貫平
撮 影 者: 森永成一(鹿児島県天文協会)



11月23日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月23日 05時41分〜05時49分 間 露出30秒×15コマをコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月23日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月21日 05時42分〜05時46分 間 露出15秒×15コマをコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

アイソン彗星は、3〜4等級まで明るくなりました。しかし、さらに低空と薄明が厳しくなり肉眼では確認できませんでした。 双眼鏡(7倍×50mm)では集光が強くしっかりとして見え、尾が太く伸びていることが分かります。
写真では尾の複雑な構造と、写野からはみ出して3°以上に長くなっていることが確認できます。
※「アイソン彗星(2)」の画像は、尾の構造が分かりやすいように画像処理で強調しているために色バランスがやや悪くなりました。



11月21日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月21日 05時39分〜05時49分 間 露出60秒×10コマをコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月21日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月21日 05時39分〜05時49分 間 露出30秒×9コマをコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月21日 アイソン彗星(3)

撮影日時:2013年11月21日 05時53分 露出30秒
レ ン ズ:50mm F5.6 トリミング
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

期待のアイソン彗星は、およそ4等級まで明るくなりました。低空と薄明のため肉眼では天文台職員がやっと見えるくらいです。 双眼鏡(7倍×50mm)では集光が強くしっかりとして見え、尾が伸びているのも分かります。24日の観察会までにまだ明るくなることでしょう。 望遠鏡では尾が太くなってきていることが分かります。
先に明るくなった
ラブジョイ彗星(C/2013 R1)は5等級程ながら、 空の高いところにあるために月光にも負けず肉眼でなんとか認められます。双眼鏡ではボヤッとした姿がしっかりわかります。
肉眼級の彗星が2つも同じ空に見られるのはかつて聞いたことがありません。



11月16日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月16日 05時22分〜05時32分 間 露出60秒×10コマをコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 3200
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月16日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月16日 05時22分〜05時27分 間 露出30秒×10コマをコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 3200
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月16日 アイソン彗星(3)

撮影日時:2013年11月16日 05時42分 露出15秒
レ ン ズ:46mm F5
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 3200
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

この2〜3日で急に増光(情報では3等級=15倍ほど増光)しています。肉眼では非常に微かですが、双眼鏡では星雲状のコマがよく分かるようになりました。 先に明るくなったラブジョイ彗星(C/2013 R1)と遜色ない明るさに見えます。
尾の構造が複雑になり、また扇型に広がっています。



11月14日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月14日 05時04分〜05時19分 間 120秒×6コマをコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 3200
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月14日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月14日 05時03分〜05時20分 間 60秒×11コマをコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 3200
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

昨日アイソン彗星がバーストしたとの情報がありました。写真で見るとその通り随分明るくなり尾も長くなりました。 尾は二股に分かれています。 現在で尾の長さは2°(満月の直径の4倍)程です。双眼鏡で存在を確認できました。肉眼ではまだまだです。雲が多くその隙間を縫って撮影しました。
この夜は、実のところ伏兵のラブジョイ彗星(C/2013 R1)の方が格段に明るく見えていました。



11月8日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月8日 04時16分 露出120秒 20フレームコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月8日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月8日 04時15分 露出60秒 20フレームコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

ここ寺山までは川内特有の川霧は上がってこないのですが、それでも透明感がやや悪い空でした。 3日前と比較して、それほど成長しているようには見えません。



11月5日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月5日 04時10分 露出120秒 20フレームコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月5日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月5日 04時12分 露出60秒 20フレームコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

まだ 7x50双眼鏡では存在を確認できません。写真では尾の長さが 30' 以上に伸びています。 彗星核でコンポジットしているので、周囲の恒星が線を引いています。



11月1日 アイソン彗星(1)

撮影日時:2013年11月1日 04時44分 露出120秒 10フレームコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60Da,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


11月1日 アイソン彗星(2)

撮影日時:2013年11月1日 04時40分 露出60秒 10フレームコンポジット
望 遠 鏡: ペンタックス100SDUFII 口径10cmF4屈折(焦点距離400mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)

露出を長めに掛けると 30'程の長さの尾が写りました。これは、月の直径にほぼ同じ長さです。
周囲の星が線を引いているのは、彗星の頭部(核)の動きに合わせて画像を処理したためです。 上の写真では、20分間にこれだけ彗星が移動していることになります。



10月29日 アイソン彗星

せんだい宇宙館で撮影されたアイソン彗星です。 現在の アイソン彗星は しし座にあって約8等級です。まだ双眼鏡でも存在を認めるのは困難ですが、 これから一日毎に明るさを増すことでしょう。 本日は近くに明るい月がありましたが、それでも尾がしっかり写りました。

撮影日時:2013年10月29日 05時06分 露出60秒 5フレームコンポジット
望 遠 鏡: 口径15cmF8屈折(焦点距離1200mm) 直焦点
カ メ ラ: Canon EOS 60D,ISO 1600
撮 影 地: 薩摩川内市せんだい宇宙館
撮 影 者: 早水勉(せんだい宇宙館)


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