2007年1月 C/2006P1 マックノート彗星

マックノート彗星(C/2006P1 McNaught)は、2006年8月に Robert McNaught氏によって発見された新彗星です。 この彗星は、太陽に接近して非常に明るくなりました。太陽の最接近日の1月中旬には−5等級まで大増光し、白昼に双眼鏡でその姿を見ることが出来ました。 このような事例はほとんど耳にしたことがありません。
太陽の最接近(1月12日)後は、彗星は南下して日本からは見えなくなることでしょう。
(更新:2007.1.16)


C/2006P1 マックノート彗星

太陽に最接近(1月14日)後に捉えられた彗星の姿です。

松下優さんのコメントより
日没後すぐ双眼鏡で確認できました。しかも、露出1/1250秒で写りました。 短いながら尾もよく見え久しぶりに感動した彗星です。

撮影日時:2007年 1月14日 17時05分
カメラ :CanonEOS KissDigital
レンズ :BORG125mmF2.8ED→F4
露 出 :1/1250s(ISO800)
撮影地 :茨城県坂東市
撮影者 :松下優(鹿児島天体写真協会)


C/2006P1 マックノート彗星

これも太陽に最接近(1月14日)後に捉えられた彗星の姿です。

佐伯和久さんのコメントより
こんばんは、佐伯です。 マックノート撮ってきました。 日没前よりファインダーで楽に見えました。肉眼ではわかりませんでした。 金星と同じくらいかちょっと明るいぐらいではないかと思います。
薄明終了頃にイオンの尾が写らないか試しましたが、写りませんでした。 イオンの尾はそこまで長くはないようですね。

撮影日時:2007年 1月14日 17時44分
機 材 :ビクセンR200SS+ニコンD70
露 出 :1/400,1/500,1/800の3枚をコンポジットカメラ:NikonD70 ISO200設定
撮影地 :鹿児島県日置市江口浜 撮影者 :佐伯和久(鹿児島天体写真協会)


C/2006P1 マックノート彗星

小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。
今日、13日雲の切れ間からマックノート彗星を撮影できました。 また、青空の中に望遠鏡でも微かに尾を見ることができました。

撮影日:2007年1月13日
撮影地:宮城県仙台市
撮影者:小石川正弘(仙台市天文台)


C/2006P1 マックノート彗星

太陽に最接近(1月12日)の前日に捉えられた彗星の姿です。

佐伯和久さんのコメントより
この日は日没が17:36、彗星没が18:12、彗星導入が17:52でした。 調べてみたら、撮影した時点の彗星の高度は1.1度なので アケルナルの南中高度よりも低いです。 それでも強烈な薄明の中、ファインダーで見えてましたので、 やっぱりかなり明るいのですね。

撮影日時:2007年 1月11日 1/6秒露出×3枚
望遠鏡:タカハシε130
カメラ:NikonD70 ISO200設定
撮影者:佐伯和久(鹿児島天体写真協会)


C/2006P1 マックノート彗星

仙台市天文台の小石川正弘さんにより、なんと白昼に撮影された マックノート彗星 です。 右は一緒に撮影された金星です。

小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。
白昼のマックノート彗星を捉えた画像送ります。 明るさマイナス1.5程度でしょうか。

撮影日:2007年1月10日
撮影地:宮城県仙台市
撮影者:小石川正弘(仙台市天文台)


ホームへ戻るギャラリーへ戻る
ホームへ戻るギャラリーへ戻る