2015年1月5日 木星の衛星の食現象
木星には小型望遠鏡でも観察しやすい4つの衛星があります。これらは発見者の名前から「ガリレオ衛星」と呼ばれます。
これらの衛星は、頻繁に木星面を経過したり背面に隠れたりします。これを「木星の衛星の食現象」といいます。 食現象が起きている間は、見かけ上 衛星の数が少なくなります。2015年1月5日には、わずか4時間程の間に4衛星のうちの 3衛星が次々に見えなくなるという珍しい現象が起こりました。
その貴重な画像を橋本秋恵さん(埼玉県秩父市)からいただきましたのでご紹介申し上げます。 画像と橋本さんのコメントにある、衛星番号 I,II,III,IV は、それぞれ イオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト の固有名があります。


橋本秋恵さんのコメントより
4つのガリレオ衛星は、時折木星本体の後ろに回ったり、本体の表面を経過したりして 3個や2個に見えることがあります。この夜は珍しく4個から1個になってしまうという 大変珍しい現象が起こりました。初めに II が本体の影に入り3つに、次に I が表面を 経過して2つに、そして III も続いて経過して残るは IV だけになりました。

撮影日時:2015.1.5 01h21m〜05h21m
望遠鏡:ミード40cm f4060mm F10
カメラ: NikonFM2, プロビア400X
撮影地:埼玉県秩父市
撮影者:橋本秋恵(埼玉県秩父市),デジタル処理:渡辺 訓


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