2008年の 木 星
2008年の木星は いて座にあり、夏に観察しやすくなります。この5月は明け方の南の空に明るく観察できます。 木星は太陽系で最大の惑星で、大赤斑と呼ばれる楕円形の模様や、木星を周る4大衛星が観察のポイントです。
この夏に新しくなって開館予定の仙台市天文台の小石川正弘さんから、素晴らしい画像をお送り頂きました。

小石川正弘さんのコメントより
今シーズンの中で最良の木星画像を得ることができました。 大赤斑に近づく小赤斑やイオの影、その右側のNEBsには本体も認められます。
18日未明、開台前の作業で疲れてはいましたが 望遠鏡を向けてみたのが正解でした。 1.3mも惑星に使用してみたいのですが 今までのテスト観測で、予想以上に気流の影響を受けることが判明しました。 加えて、昼間での調整なども行っていますので なかなか温度がマッチングしません。
そういえば、東方最大離角の水星の形状が見事でした。 太陽そばの水星を見るなんて、私くらいですかね。
また、惑星用にと設置いたしました40cm鏡(富士オプティクス田口鏡)が 高精度に仕上がっていますので、今後の撮像が大変楽しみです。

2008年 5月18日
31cm反射望遠鏡拡大撮影
撮影者: 小石川正弘(仙台市天文台)


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