2006年3〜4月 73P/ シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

シュワスマン・ワハマン第3周期彗星(73P Schwassmann-Wachmann) は、5.4年の公転周期を持つ周期彗星です。 今年はこの彗星が回帰する年に当たりますが、今回は地球に 0.07天文単位 まで近づきます。 これは太陽までの距離の1/13ものニアミスで、肉眼でも見えるくらいに明るくなる可能性があります。 最接近は5月中旬で、月明かりのない5月上旬が観望のチャンスとなります。
(更新:2006.4.30)

2006年5月 73P/ シュワスマン・ワハマン第3周期彗星の画像

観測資料 シュワスマン・ワハマン彗星(すいせい)がやってくる


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星C核シュワスマン・ワハマン第3周期彗星B核シュワスマン・ワハマン第3周期彗星G核
2006.4.30 シュワスマン・ワハマン彗星C核シュワスマン・ワハマン彗星B核シュワスマン・ワハマン彗星G核

C核とB核は、数日前に比べて格段に明るくなってきました。どちらも双眼鏡で見えます。
特にB核は、このまま崩壊してしまうとも思われましたが、バーストしたのか随分明るくなりました。 C核はM13球状星団よりやや暗い程度です。

撮影日:2006年 4月30日 (C核)01h09m〜 (B核)01h26m〜 (G核)01h42m〜 各画像 2分露出x5枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星C核シュワスマン・ワハマン第3周期彗星B核
2006.4.24 シュワスマン・ワハマン彗星C核シュワスマン・ワハマン彗星B核とG核

C核は予報よりは暗い状態で推移しているようですが、双眼鏡でも尾が認められました。 B核は頭部の集光が弱く、G核は非常に淡い姿です。
B核は、さらに分裂しているとの観測があり、この写真でも頭部が2つに分かれていることが分かります。

撮影日:2006年 4月24日 22h35m〜 2分露出x5枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

松下 優 さんのコメントより
さほど大きくない彗星ですが、光害地でも望遠鏡でその存在を確認できるまで明るくなりました。

撮影日:2006年4月22日 03h23m
望遠鏡:タカハシε-160
赤道儀:ビクセンアトラクス
カメラ:EOS Kiss Digital(改)
ISO800、1分露出×6枚コンポジット
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 松下 優(鹿児島県天体写真協会)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星C核シュワスマン・ワハマン第3周期彗星B核
2006.4.21 シュワスマン・ワハマン彗星C核シュワスマン・ワハマン彗星B核

透明度が悪く、肉眼で4等星がやっと見える状態でしたが撮影しました。
(左の画像)C核は双眼鏡でも分かるほどに明るくなってきました。下の輝星は かんむり座α星ゲンマです。上の松下さんの画像と比べると、約6時間の彗星の移動がわかります。
(右の画像)同じ条件で、B核とG核を狙ったものです。B核は崩壊しつつあるとの指摘もありますが、確かにそれを伺わせるかのよう、 消火後の硝煙のような核のほとんど分からない姿でした。G核は画面の対角上にあるはずですが、透明度の悪さのためか存在が分かりません。

撮影日:2006年 4月21日 21h40m〜 2分露出x5枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星C核
シュワスマン・ワハマン第3周期彗星C核

シュワスマン・ワハマン第3周期彗星B核
シュワスマン・ワハマン第3周期彗星B核

シュワスマン・ワハマン第3周期彗星G核
シュワスマン・ワハマン第3周期彗星G核

小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。西公園の桜ももうすぐ満開になろうとしています。
そして、西公園前での桜見物も今回入れて2回となってしまいました。
来月17日には安全祈願祭、いよいよ工事が開始されます。
完成が待ち遠しいこのごろです。
さて、期待される73Pの写真をお送りいたします。
月明かりあるにもかかわらず、観測を強行しました。
C核は、よく見えました。
B核は、何となくですが、自信なかったので予報位置を撮影して姿を確認してから撮影開始しました。
G核は、予報位置付近を撮影して、コンピュータ上で検出しました。 ほかの核は見検出でした。
これからも天候と相談して観測していくことにしましょう。


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

佐伯和久さんのコメントより
およそ5年をかけて太陽の周りを一周するシュワスマン・ワハマン第3彗星です。
1995年に彗星の核が分裂し、今回の観測ではすでに40個ほどの分裂核が観測されています。
どれも暗い物ばかりですが、今回撮影したのは一番明るくみえる3つの分裂核です。
来月の大接近時には、右に写っているC核が一番明るく見えるとの予想がでています。

撮影日:2006年 4月16日
撮影データは画像に記述
撮影者:佐伯和久(鹿児島県天体写真協会)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

撮影日:2006年 3月25日 02h00m〜 1分露出x9枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

小石川正弘さんのコメントより
こんにちは。15cm反射写真鏡の光軸修正して73Pを撮影しました。 ホームページにアップしたものと同じものをお送り致します。
この鏡は、F6にもかかわらず大変精度が良く きれいなジフラクションリングが見えていました。 ただし、強風が吹き荒れた直後ですから 400倍で見た恒星像はフニャフニャ、ボヤボヤ ひどいときには1分以上ぼけていました。 撮影像もしまりのないものとなりました。


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

撮影日:2006年 3月8日 02h10m〜 2分露出x8枚コンポジット
望遠鏡:20cm F3.4 マクストフ 直焦点, 彗星追尾
カメラ:Canon EOS 20Da ISO800設定
画像処理:StellaImage5 により Dark & Flat 補正
撮影地:鹿児島県薩摩川内市
撮影者:早水 勉(せんだい宇宙館)


シュワスマン・ワハマン第3周期彗星

小石川正弘さんのコメントより
今朝、すごく透明度良かったものですから 73P を狙ってみました。 久しぶりに15cm星野鏡を動かしましたら 見事に光軸がずれていました。 決して拡大はしないでください。 HP 用画像をそのままお送り致します。
撮影の合間に、26cmを動かして木星観測で −3°の気温の中、額に汗して動き回っていました。


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