下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。
対象星 HIP 84576 は、ヒッパルコス星表によると、実視の観測では分離することの困難な、HIP84576A(mag7.518) と HIP84576B(mag8.343) の重星とされています。
冨岡さんにより観測された減光は浅いもので、伴星HIP84576B のみが食された現象と推定されます。
推定直径 135kmの小惑星に対して観測から得られた弦の長さはわずか 29.9km でした。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2014.8.15)
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
以下は、冨岡啓行さんにより撮影されたビデオから得られた、食の瞬間の変光曲線です。
Observed by Hiroyuki Tomioka (Hitachi, Ibaraki, Japan)
映像提供:冨岡啓行さま(茨城県日立市)
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