2011.12.28 小惑星スベア による掩蔽の観測成果


 2011年12月28日 23時44分ごろ 観測された小惑星スベア(329 Svea) による 10.6等星(TYC 4773-00412-1)食の結果です。
この現象において、渡部勇人さん(三重県いなべ市),井田三良さん(滋賀県東近江市),石田正行さん(滋賀県守山市),小和田稔さん(静岡県浜松市),笠澄研一さん(大阪府高槻市), 岡本成二さん(岡山県津山市),辰巳直人さん(岡山県赤磐市 赤磐竜天天文台)により食による減光が確認されました。 また、冨岡啓行さん(茨城県日立市),高島英雄さん(千葉県柏市),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市),宮本篤さん・廣中奈菜さん(広島県 広島大学東広島キャンパス) では通過(食なし)が観測されました。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径 70kmの小惑星に対して 39.4km〜70.5km の小惑星の弦が求められ、 長径82.8km × 短径60.2km の小惑星の楕円形状が求められました。

小惑星(329)Svea による掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2012.1.12)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです

この成果は、2018年 Astronomy & Astrophysics 誌 に、A. Marciniak氏(A. Mickiewicz大学/ポーランド)らによる論文 「Photometric survey, modelling, and scaling of long-period and low-amplitude asteroids」として掲載されました。David Herald氏(IOTA)のご厚意により、ここに掲載しました。
(掲載 2018.2.10)


変光曲線の解析データ

以下は、笠澄研一さんにより撮影されたビデオから得られた、食の瞬間の変更曲線です。

Observed by Ken'ichi Kasazuki (Takatsuki Osaka, Japan)
データ提供:笠澄研一さま(大阪府高槻市)


食の観測されたビデオ映像より
以下は、食の観測された、石田正行さんの作成によるビデオ映像から抽出した食の瞬間の連続画像です。 石田さんのご厚意により掲載します。

減光と増光の瞬間(Dis-appearance & Re-appearance)

Recorde by Masayuki Ishida.(Moriyama,Shiga,Japan)
データ提供:石田正行さま(滋賀県守山市)


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