また、辻塚隆さん(福岡県飯塚市)の観測からは、たいへんわずかな 0.3等ほどの減光が起きた可能性がありました。
この観測は、対象星に対しては通過(食なし)と考えられますが、未知の伴星を隠した可能性などの指摘があります。
辻塚さんの観測における減光が食によるものと仮定した場合、その弦の長さは 106km程になります。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2008.2.24)
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
以下は、辻塚隆さんと影山和久さんの撮影されたビデオを元に、Limovieで解析した食の瞬間の変光曲線です。
解析は、辻塚さんのビデオは宮下和久さん(長野県安曇野市)によるもの,影山さんのビデオは影山さんご本人によるものです。関係の皆様のご厚意により掲載しております。
Video observed by Takashi Tsujituka (Iizuka Fukuoka), Analyzed by Kazuhisa Miyashita (Azumino Nagano)
ビデオ提供:辻塚隆さま(熊本市),解析:宮下和久さま(長野県安曇野市)
対象星(TYC 0256-00381-1 mag11.1)を青 で、比較星(TYC 0256-00907-1 mag10.1)を黄で示しています。Frame番号260付近から480付近で光量の低下が起こっているように見えます。
Observation and Analyzed by Kazuhisa Kageyama (Kumamoto)
データ提供:影山和久さま(熊本市)
撮影には蓄積型のCCDカメラ(WAT-120N)を使用し、8フレームのスローシャッター設定とされています。 対象星(TYC 0256-00381-1 mag11.1)を青 で、比較星1(TYC 0256-01570-1 mag11.0)を黄, 比較星2(TYC 0256-00397-1 mag12.4)を赤で示しています。
宮下氏の解析によると、辻塚氏の減光は約0.3等,影山氏の減光は約 1.1等 となります。
これを、「恒星に未知の伴星が存在する」と仮定し、辻塚氏が伴星のみの影山氏が主星のみの掩蔽を
観測したとした場合、「主星 11.4等,伴星 12.5等 (合成等級 11.1等)」とすると整合性のある説明が可能です。
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