下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径151kmの小惑星に対して、9.7km〜150.3km の小惑星の弦が求められました。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2006.12.15)
以下は、高島英雄さん(千葉県柏市)の撮影されたビデオを元に、Limovieで解析した食の瞬間の変光曲線です。 高島さんの観測位置は極めて珍しい「小惑星による恒星の接食」で、このグラフからは、「54.0〜54.9秒」と「55.1〜55.4秒」で2回減光しているように見えます。
Asteroidal Grazing
VCR recorded by Hideo Takashima (Kashiwa Chiba ,Japan)
Dave Herald氏(IOTA,オーストラリア)による解析結果
今回の現象における、IOTA(The International Occultation Timing Association)のDave Herald氏による解析の結果を
ご紹介します。
氏による解析からは、169.4 km(+/-2.9 km) x 136.9 km(+/-2.4 km),長軸の位置角 -0.5°+/-2.6°の楕円
が得られました。
2UCAC 34843524(mag11.6) by (89)Julia on 2006 Dec.04, Japan
/Reduced by David Herald (IOTA)
この小惑星による恒星食は、2005年8月13日、北アメリカ(メキシコ,米国)でも7地点で観測に成功しており、 この観測からは、174.4 km(+/-5.9 km) x 135.6 km(+/-2.6 km),長軸の位置角 -66.5°+/-4.0°の楕円 が 得られており、今回日本で得られた結果とよく一致しています。
HIP7948(mag7.6) by (89)Julia on 2005 Aug.13, Mexico, USA
/Reduced by David Herald (IOTA) (Update 2006.11.11)
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