2006.11.8 小惑星オクロによる掩蔽の観測成果


 2006.11.8 01時48分頃 観測された小惑星オクロ(475 Ocllo)による恒星食の結果です。
この現象は、瀬戸口貴司氏(東亜天文学会)により見出され IOTA(The International Occultation Timing Association) により改良されていたもので、茨城県日立市の八重座明さんにより食による減光が観測されました。 また、冨岡啓行さん(茨城県日立市),高島英雄さん(千葉県柏市),柳澤正久さん(電気通信大学:東京都調布市) では通過(食なし)が観測されました。 なお、八重座さんはこの直後の小惑星カリオペ(22 Kalliope)による恒星食でも減光の観測に成功しており、 一晩に2件もの成功観測を獲得されました。
掩蔽された恒星は、ぎょしゃ座にある 10.7等星(TYC 2936-00087-1)です。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定 31kmの小惑星に対して、21.7km の小惑星の弦が求められました。

オクロによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2006.11.11)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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