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1999.10.10 台風18号('99.9.24)による せんだい宇宙館の被害


台風18号被害  1999年9月24日未明に九州に接近上陸した台風18号は、極めて強い風雨を伴い、 九州各地に災害をもたらしました。 ここ、せんだい宇宙館におきましても、南からの強風により観測室が被害を受けました。 このため、約半月にわたり天体観測の出来ない事態となっておりましたが、 作業の結果、10月9日午後から完全復旧の運びとなりました。 ご来館の皆さまには、たいへん御迷惑をおかけ致しました。

 せんだい宇宙館の特徴のひとつは、観測室にスライディングルーフを採用していることです。 今回発生した問題は、そのスライディングルーフが被害を受けたものです。

写真−上
 スライディングルーフの開口部を内側から見たものです。ちょっと目には、被害などないように見えます。

写真−下
 ところが、よく見てみると、スライドの継ぎ目がシャッターを巻き込んだまま、なんと約20cmもずれています。 これは強風を受けて、開くはずのないルーフが強引に引きずられた結果でした。

 さらに、復旧作業を進めるにつれ、スラーディングルーフ全体も、最大で5cmほど変形していることが分かり、 このため、かなり強力な手段で牽引しても、ルーフを動かすことはできませんでした。 復旧作業は、このルーフの歪みを矯正することから始めなければならず、たいへん神経質な作業を強いられました。 スライドする機構を持つ、たいへん特別な構造の屋根のため、歪みは僅か数ミリ以内に収める必要があるためです。
 最も時間を要したのは、破損したシャッターの再製作でした。 市販品ではなく、板圧やサイズを特別に丈夫にした仕様であったためですが、10月9日の午前中に入荷し、 これにより完全に復旧されました。翌、10日からは平常通りの開館となっております。


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