5月3日〜6月30日 中之島天文台 彗星観望会
平成16年 4月28日 関係各機関 御中 中之島天文台長 福澄 孝博 彗星の観望会設定のご案内につきまして 【目的】 4月下旬から5月下旬にかけて相次いで観測好機を迎えると予測されていたリニア彗星 (4月下旬〜5月5日東の空、5月21日以降、西の空)・ニート彗星(5月3日以降西の空)が いよいよ夕方西の空にそろって見られるようになろうとしている。これらの彗星の観望の ため中之島天文台を(通常の開館時間を越えて)臨時開館する。 【特に、中之島天文台で観測することの意義】 彗星の明るさの予測は非常に難しく、期待通り明るくなるかどうかは予断を許さないの も実情である。また、日本を含めて北半球からは、特にリニア彗星の観測条件がたいへん 悪い(@一番明るいときは、南半球からしか見られない、A見られるようになった後でも、 彗星の高度が低い(南ほど、少しでも高度が高い))ため、明るくなったとしても二つの 彗星が並んだ姿を見ることは難しいと考えられている。逆に言えば、日本でも南に位置す る中之島(60cm級望遠鏡としては最南端)だからこそ、他所に比べて彗星を捉えられるチャ ンスが大きいのであり、観望会を開く大きな意義があるといえる。公開・観測の具体的日程につきまして トカラ列島中之島天文台は、通常午後8時から午後11時半までの公開(但し、休館日 の木・金を除く)ですが、下記期間中、繰り上げて日没時から公開を始めますのでお知ら せいたします。 記(臨時開館要領) 5月 3日〜6月30日(木曜・金曜を除く) 日没より通常の開館時間20:00まで ***上記期間の内、木・金以外にも 5/5、5/8〜5/10、5/13〜5/21、6/20〜6/23 は、館長が不在ですので、休館です。 上記開館期間の内、中之島へのフェリーの便があるのは、月・金深夜鹿児島発、 および水曜早朝名瀬発の各日です。但し、5月12日(水)のみ、名瀬発の便が ありません。 お問合せ先:鹿児島県十島村 歴史民俗資料館長(中之島天文台長 兼務) 福澄 孝博 天文台代表address:tokara.tenmondai@abeam.ocn.ne.jp 891-5201 鹿児島郡十島村大字中之島字高尾150-241 歴民館直通:TEL & FAX (09912) 2-2338 天文台直通:TEL & FAX (09912) 2-2208