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2002.04.23 2002年の惑星集合。5大惑星を一度に見よう


 この春は、夕方の西空がにぎやかです。 水星,金星,火星,木星,土星 は、肉眼でも明るく 見えるので古来より知られており、「5大惑星」ともよばれます。この5月は、これらの5大惑星 が一度に西の夕空に集まります。 5月13日以降は、月も加わって一層にぎやかです。
 是非、宇宙館の大望遠鏡でお楽しみください。

国立天文台・天文ニュース(532): 今年の惑星集合

■ 水星
動きが速く、日没後(または日の出前)の短い時間しか見ることの出来ない惑星です。 今年の5月は、4日を中心に前後10日間ほどが見やすい期間になります。
■ 金星
西の夕空で「よいの明星」として最も明るく輝いています。これから夏に向けて観望の好期が つづきます。地球とほぼ同じ大きさで、地球に最も近づく惑星です。
■ 火星
赤い色をしていることでよく知られた惑星です。 すでに観望しやすい時期は過ぎていて、5月 の空では最も暗く見えます。地球の半分くらいの大きさがあります。来年8月に大接近します。
■ 木星
太陽系最大の惑星で直径が地球の11倍もあります。木星の特徴の縞模様は、小さな望遠鏡 でも見ることが出来ます。また、木星の月で、特に大きな4つは、ガリレオの衛星と呼ばれてお り、望遠鏡で観察しやすい対象です。
■ 土星
有名なワッカのある美しい惑星で親しまれています。数ある天体の中でも最も人気があります。 今年は、大きく輪が開き、輪の観察のしやすい年です。直径は、地球の9.5倍もあります。

■ 5月5日(子供の日)、夜8時頃の西空 ■
水星が最も見やすい頃です。 周囲には冬の星座の1等星も見えています。


ステラナビゲーターVer5.0 により作成

■ 5月13日、夜8時頃の西空 ■
この日に、5大惑星が最も狭い範囲に集まります。惑星の配列は日毎にめまぐるしく変わります。


ステラナビゲーターVer5.0 により作成

■ 5月18日(少年天文教室)、夜8時頃の西空 ■
5月13日以降は細い月も夕空に加わって一層にぎやかになります。 20日に上弦、26日に満月を迎えます。


ステラナビゲーターVer5.0 により作成


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