暦と星座のはじまり(B6版192頁) |
著者:坂上 務 |
定価:1,500円 |
河出書房新社 |
ISBN4-309-90461-0 |
■ 暦と星座のはじまり ■坂上務(さかのうえつとむ/九州大学名誉教授:せんだい宇宙館名誉館長)の執筆による 書籍「暦と星座のはじまり」が9月20日より河出書房新社から発刊されます。
古代人はいかにして季節の移り変わりを知り、暦をつくりあげたのだろうか。 また、星々を結んで夢とロマンを託して星座としたのだろうか。人と宇宙のかかわりを多くの資料から解明する。
著者の坂上教授は、農業気象学を専攻とされる国内随一の気象学者
でもあり、天文学においては気象と天文の境界領域において多数の研究成果を収められております。
この書籍は、主に天文学の黎明期について記されたもので、農業と気象という著者ならではの視点から、
天文学が如何に人間の生活に密接に関係して誕生したものであるかを、平易に解き明かします。
現代の天文学は、物理学との接点が強調されがちでありますが、本書を通して頂くと天文学が一層身近なものとなることでしょう。
是非、一度手にとってご一読下さい。
■ 著者略歴 ■坂上務(さかのうえつとむ)
1921年鹿児島市生まれ。九州(帝国)大学農学部を卒業後、同大助手を経て教授。 専攻は農業気象学。農学博士、医学博士。1985年に同大を定年退職、同大名誉教授となる。
その後、私立の天文台を創設して、気象学と天文学の境界領域を研究対象として現在に至る。
1993年に東亜天文学会会長、1999年にはせんだい宇宙館名誉館長。1998年、小惑星5862番に「SAKANOUE」の命名を受ける。