VERA 計画は、鹿児島入来局の他、岩手県水沢局,沖縄県石垣島局,小笠原列島の父島局,の4局が建設されます。 同時に同じ天体を観測することにより、直径2300kmもの望遠鏡に相当する分解能が得られるということで、 これにより、多数の天体を観測して、我々の銀河系の精密な地図を作ろうという壮大な計画です。
(左)鹿児島大学VERA入来局 直径20m電波望遠鏡
20m電波望遠鏡とともに、口径1mの大望遠鏡も建設されました。レンズ(正しくは反射鏡)の直径が1mもある望遠鏡です。
VERA計画の主役、巨大な電波望遠鏡に圧倒されてしまいがちですが、この光学望遠鏡も九州ではNo.1の大きなものです。
人間の目で見ることの出来る光学望遠鏡は、電波望遠鏡よりも我々にとっては身近なものでしょう。
面高先生にお話によると、こちらの光学望遠鏡は観望会等を通じて、一般の方々にも開放する予定とのこと。
九州一の望遠鏡で見る星空は、いったいどんなものでしょう。たいへん楽しみですね。
(左)口径1m反射式光学望遠鏡
リッチークレチアン光学系
経緯台式架台
メーカー:西村製作所
■ 関連のサイト ■
国立天文台VERA推進室
鹿児島大学 天文広域精測望遠鏡 VERA