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2000.07.08 '99年度冬期全国星空継続観察会の結果(鹿児島)


 1999年度冬期の全国星空継続観察は、2000年8月1日〜8月14日に実施されました。全国から572団体の 参加申し込みがありました。天候不順等の影響もあり、観察結果の報告は403団体からであり、観察の延べ参加者数は、5,294人、 1団体当たりの平均参加者数は約13人でした。403団体は過去最高の参加です。なお、鹿児島県からは9の団体の参加がありました。
 全国の観測地点のうち、おうし座方向の夜空が最も暗かったのは、宮崎県宮崎市(観測地:椿山森林公園)の 22.4等級でした。 鹿児島県からの参加団体は、毎回全国的にもトップクラスの星空として 高い評価を得ていますが、今回も全国4位に笠沙町(22.0等)が入り、それを証明する結果となりました。  川内市(せんだい宇宙館)の観察結果は、鹿児島県内におきましては下位にランクされています。
 少しでも美しい星空を後世に残せるよう、星空の環境保護に努めましょう。

 環境庁による報道発表の資料は、こちらです。

地域照明環境計画策定マニュアルについて
環境庁により、光害による諸問題の対策の一環として、「地域照明環境計画策定マニュアル」が策定されました。
光害による問題点としては、安眠妨害,障害光により交通標識が見づらい,天体観測への影響,農作物の生育障害,昆虫の誘引,野生生物への影響などが挙げられます。 このマニュアルは、適正な照明環境をつくるための指針で、地方自治体による条令制定を働きかけるものです。(2000.07.03)


'99冬期全国星空継続観察一覧(鹿児島県内の結果)
市区町村参加団体名観察場所のべ人数天候ペルセウス座付近ふたご座付近いっかくじゅう座付近最大等級平均等級mag/□"
宮崎市椿山スターウォッチング研究会椿山森林公園駐車場5131快晴8.68.622.4
川内市せんだい宇宙館せんだい宇宙館7128快晴9.38.721.6
加世田市加世田サイエンスクラブ加世田市鉄山区構造改善センター/TD>11128快晴11.411.121.8
笠沙町コスモス笠沙’21笠沙美術館(黒瀬展望ミュージアム)パティオ中庭12128快晴11.410.522.0
川辺町川辺楽友教会諏訪運動公園管理事務所屋上5131晴れ10.19.021.6
伊集院町伊集院町星の少年団飯牟礼入口426快晴  21.9
松元町鹿児島県立松陽高校地学研究クラブ県立松陽高校グランド4128快晴9.38.820.9
輝北町輝北天球館きほく上場公園2122晴れ11.48.722.0
中種子町中種子トライアルクラブ立切遺跡3128晴れ8.37.921.3
注1)「ペルセウス座付近」、「ふたご座付近」、「いっかくじゅう座付近」の欄は、それぞれの位置での肉眼による天の川観察結果を示す。
   観察結果の表示は以下の通り。
   ○:見えた、−:雲があって見えなかった、△:周囲が明るくて見えなかった、×:雲と周囲の明るさで見えなかった、+:その他
注2)「mag/□"」は夜空の明るさを示す単位で、数値が大きいほど夜空は暗く、星が見えやすい。
   天空(夜空)の撮影写真のスライドを解析対象とし、スライド上で星が存在しない部分の明るさ(mag)を単位平方秒(□")あたりの値に換算したもの。
注3)スライド測定値「mag/□"」は、撮影日が双眼鏡による天の川観察評価日と一致していて、もっとも大きい数値を掲載しています。


* 以上の資料は、(財)日本環境協会発行の「平成11年度冬期 全国星空観察の実施結果報告書」からの抜粋です。

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