2017.12.21 小惑星シカゴ による掩蔽の観測成果


 2017年12月21日 01時14分(日本時間)頃 観測された 小惑星シカゴ(334 Chicago)による 10.9等星(TYC 1336-00845-1)食の結果です。
この小惑星は、木星と 2:3 の共鳴関係にある特殊な小惑星群のひとつで「ヒルダ群」と呼ばれます。メインベルトの小惑星よりも遠方に存在しています。 この現象において、八重座明さん(茨城県日立市),洞口俊博さん(茨城県つくば市国立科学博物館),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),内山茂男さん(千葉県柏市), 笹沼範夫さん(東京都豊島区),橋本秋恵さん(山梨県山梨市へ遠征),寺田隆さん(愛知県江南市へ遠征),渡辺裕之さん(岐阜県垂井町),浅井晃さん(三重県いなべ市), 渡部勇人さん(三重県いなべ市),井田三良さん(滋賀県東近江市),石田正行さん(滋賀県守山市),内山貞幸さん(静岡県浜松市),井狩康一さん(滋賀県守山市), 山村秀人さん(三重県四日市市) により食による減光が観測されました。
また、 佐藤光さん(福島県福島市),伊藤敏彦さん(三重県鈴鹿市),川喜田彰さん(三重県鈴鹿市),小和田稔さん(静岡県浜松市)では、 通過(食なし)が観測されました。
ご協力いただきました皆様には、この場を借りまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。 推定直径 174kmの小惑星に対して 長径234.1km x 短径150.3km 位置角39°の小惑星の断面が求められました。

小惑星(334)Chicago による掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2017.12.31)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


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