2013.12.28 小惑星ルーメン による掩蔽の観測成果


 2013年12月28日 22時33分(日本時間)頃 観測された 小惑星ルーメン(141 Lumen)による 10.6等星(TYC 1950-02320-1)食の結果です。
この現象において、井田三良さん(三重県大台町へ遠征),石田正行さん(三重県大紀町へ遠征),小和田稔さん(静岡県浜松市) により食による減光が観測されました。 さらに、掩蔽帯延長上の米国オレゴン州 Tony George 氏では、2回の減光が観測されました。 また、八重座明さん(茨城県日立市),橋本秋恵さん(埼玉県秩父市),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),洞口俊博さん(茨城県つくば市), 上原貞治さん(茨城県つくば市),内山茂男さん(千葉県柏市),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市) では、通過(食なし)が観測されました。
減光を観測した4地点のすべての観測は、予報された減光よりもわずかであり、対象星は、未知の重星であることが分かりました。 日本国内での観測は、小惑星が対象星の伴星を食したものと推定されます。
ご協力いただきました皆様には、この場を借りまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径 145kmの小惑星に対して 長径155.8km 短径 104.3km 位置角79.0°の小惑星の楕円形状が求められました。 Brad Timerson氏(IOTA) の求めた重星のデータは、離角 0.1537",位置角 105.7°です。

小惑星(141)Lumen による掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2014.1.5)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです。



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