2012.1.2 小惑星エルミニア による掩蔽の観測成果
2012年1月2日 20時49分ごろ 観測された小惑星エルミニア(705 Erminia) による 7.1等星(HIP 51222)食の結果です。
この現象において、内山雅之さん(三重県尾鷲市)，小和田稔さん(静岡県森町),上原貞治さん(茨城県つくば市),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市),唐崎秀芳さん(東京都練馬区),
内山茂男さん(千葉県柏市),杉山行浩さん(神奈川県平塚市),浦辺守さん(千葉県鴨川市)により食による減光が確認されました。
内山雅之さんの位置では、小惑星の北限が捉えられ２回の明滅を起こす接食の現象が観測されました。
また、佐藤光さん(福島県福島市),橋本秋恵さん(埼玉県秩父市),川村晶さん(埼玉県吉見町),八重座明さん(茨城県日立市) では通過(食なし)が観測されました。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。
下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径 102kmの小惑星に対して 103.2km〜140.5km の小惑星の弦が求められました。
内山雅之さんによる２回の明滅は 3.9km + 5.5km でした。これらの観測から、
長径149.5km × 短径126.2km の小惑星の楕円形状が求められました。
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2012.1.24)
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです
