2010.1.17 小惑星バーバラによる掩蔽の観測成果


 2010.1.17 21時15分頃 観測された小惑星バーバラ(234 Barbara)による 12.9等星(2UCAC 34241128)食の結果です。 この小惑星は、チリのVLT望遠鏡の赤外線観測により、近接した二重小惑星である可能性が指摘されていました。
この現象において 高島英雄さん&大場富士夫さん(千葉県柏市:共同観測),相川礼仁さん(埼玉県坂戸市),唐崎秀芳さん(東京都練馬区),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市) の4地点において食による減光が観測されました。
また、浜野和弘巳さん&細井克昌さん(福島県郡山市:共同観測),冨岡啓行さん(茨城県日立市),小和田稔さん(静岡県浜松市),渡部勇人さん(三重県いなべ市) では、通過(食なし)が観測されました。
橋本秋恵さん(埼玉県秩父市)では減光らしき挙動を観測しましたが、シンチレーション(大気による瞬き)とおもわれます。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径 44kmの小惑星に対して 16.6km 〜 48.7km の小惑星の弦が求められました。

バーバラによる掩蔽

バーバラによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2010.1.26)

* 図中の「高島、大場」は、高島英雄さんと大場富士夫さんの共同観測です。
* 図中の「浜野和、細井」は、浜野和弘巳さんと細井克昌さんの共同観測です。
* 相川さんと橋本さんの観測における白抜き円は、シンチレーション(大気の瞬き)である可能性が高いことを示します。

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです

関連のリンク
 2009年11月21日 米国フロリダとオランダで観測された (234)Barbara による恒星食の結果
 / IOTA のホームページ内にリンク


ホームへ戻る星食のページへ戻る
ホームへ戻る星食のページへ戻る