2008.2.29 小惑星サンテグジュペリによる掩蔽の観測成果


 2008.2.29 22時51分頃 観測された小惑星サンテグジュペリ(2578 Saint-Exupery)による8.6等星(HIP 34773)食の結果です。
この観測において、宮崎大学の河野健太さん&林秀憲さん&山内誠さん(宮崎市)により食による減光が観測されました。
この現象は、国内を縦断する掩蔽帯だったため、この他にも多数の観測のご報告を頂きました。 影山和久さん(熊本市),井狩康一さん(滋賀県守山市),山西郁也さん(大阪府高石市),井田三良さん(滋賀県東近江市), 宮下和久さん(長野県安曇野市),渡部勇人さん(三重県いなべ市),伊藤利彦さん(三重県鈴鹿市),橋本秋恵さん(埼玉県秩父市), 八重座明さん(茨城県常陸太田市),冨岡啓行さん(茨城県日立市),唐崎秀吉さん(東京都練馬区),高島英雄さん(千葉県柏市) では、通過(食なし)が観測されました。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。宮崎大学チームの観測からは、推定直径 17km の小型の小惑星に対して 14.5km の小惑星の弦が求められました。

小惑星サンテグジュペリによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2008.3.5)

※ 図中で、線が途切れているものは、その時点からの観測開始であることを示します
※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


宮崎大学チームによる変光曲線の解析データ

以下は、宮崎大学チーム(宮崎市)の撮影されたビデオを元に、Limovieで解析した食の瞬間の変光曲線です。 解析された山内誠さんのご厚意により掲載しております。


Observation and Analyzed by Kenta Kono, Hidenori Hayashi, Makoto Yamauchi (Miyazaki-univ / Miyazaki)
データ提供:山内誠さま(宮崎大学/宮崎市)


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