2007.9.23 小惑星ウィルヘルミナによる掩蔽の観測成果


 2007.9.23 04時41分頃 観測された小惑星ウィルヘルミナ(392 Wilhelmina)による恒星食の結果です。
掩蔽された恒星は、おうし座にある 9.9等星(2UCAC 36775669=TYC 0727-01439-1)で、中島洋一郎さん(岡山県瀬戸内市)と山西郁也さん(大阪府高石市)により 食による減光が観測されました。 また、井田三良さん(滋賀県東近江市),渡部勇人さん(三重県いなべ市),小和田稔さん(静岡県森町) では通過(食なし)が観測されました。 吉原秀樹さん(岡山県総社市)も観測に臨まれましたが、掩蔽の時刻は雲に遮られてしまい、観測の出来た時間帯は図中には収まっていません。
ご協力いただきました皆様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

下図はせんだい宇宙館による整約計算の結果です。推定直径63kmの小惑星に対して、25.0km と 67.2km の小惑星の弦が求められました。

ウィルヘルミナによる掩蔽
Reduced by Tsutomu Hayamizu. (Update 2007.9.26)

※ 観測結果は星食のメーリングリスト JOIN に公開されたものです


山西郁也さまによる変光曲線の解析データ

以下は、山西郁也さんの撮影されたビデオを元に、Limovieで解析した食の瞬間の変光曲線です。 解析された山西さんのご厚意により掲載しております。
撮影には蓄積型のCCDカメラ(TGv-M)を使用し、16フレームのスローシャッター設定とされています。

データ提供:山西郁也さま(大阪府高石市)




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